この1週間は自分は山奥に籠ったまま、
かわるがわるメンバーを代えての
合宿週間でした。

ここ数年、毎年この時期に行っていますが、
以前と比べて現場の足腰が随分しっかり
したことや、マネジメント陣が頼もしく
なったことで、私も長期的な戦略や
抜本的な解決策を考える時間が結構取れる
ようになりました。

組織は、戦略が優れていることや、
抜本的な解決策を施すことで、
驚くほど効率的になり、生産性があがりま
す。
逆にTOPがそれを怠っていると、
働けど働けど誰も楽にならず、、
という日々が続きます。
だから本当は戦略を練ることや、
問題の本質を考え抜くことに
努力をすべきで、時間も十分割くべきです。
しかし、人間は目の前に大量のルーチンワークを
積まれると、その仕事を優先し、
創造的に考えることを止めてしまう
という
性質があるそうで、意図的にそういう機会を
設けなければ、ずるずると時が過ぎて
いってしまいます。
社長が毎日、多忙な会議やアポや会食に
埋没して、仕事している気になっていたら
社員は困ると思いますが、そういうことです。

経験不足な若い人や、誰にも未知の新しい
分野の場合は、事前に熟慮するのは時間の
無駄だと私は考えてますが、それでも、
「走りながら考える、その考える機会」を
意図的に設置すべき
だと思います。
事業はそれ自体が戦略である場合を除けば、
ただ走り続けてればゴールできる訳ではありません。

今回の合宿では、西條をサンフランシスコ
から緊急帰国させてまで行った
スマホの戦略会議は大きな成果を得ました。

そして本日午後から、
本部の幹部メンバーがやって来ますが、
私からは方向性と体制を大きく変える
楽しみな提案をするつもりです。