先日、弊社の投資部門に頼んで、
どうしても投資したいと考えてた起業家と
ランチ会食をセットしてもらいました。
約束のお店に到着すると、
先方はCEO、COOの2名。
我々は、私と仕事で関係する現場社員、
あと投資担当、合わせて計4名。
和室の個室6名席を、
まだ上場前のベンチャー企業の先方2名を
ぐるっと取り囲むような、その圧迫感のある
セッティングに対して、
せっかくセットしてくれたのに申し訳ないですが、
終わった後、今後の参考ために、
「これじゃあ勿体ないよ」
というような話をしました。
ビジネス上での会食の目的は、
様々ではありますが、
私は基本的には仲良くなること、
リラックスして話すこと、本音を聞くことなど
にあると思ってます。
それ以外であれば会議室で話せばよい
だけだからです。
食事をしながら話すというのはそれだけでも
仲良くなる行為ですが、
わざわざ緊張するセッティング、
盛り上がらないセッティングを
してしまう人を社内でもよく見かけます。
思いつく例と心構えを挙げますが、
以下社内向けです↓
先方も行き慣れてないような高級レストランで
無駄に緊張感をつくるなら、皆がリラックスできる
お店を用意したほうが良いです。
まだそれほど親しくない人が集まって、
高級中華の円卓などはギクシャクします。
先方の偉い順に男3名、こちらも同じく男3名
男6名でテーブル席で向かいあって
楽しく和むのは、それなりの関係性が無い
限り厳しく、セッティングミスともいえます。
その場合、女性が一人でも入っていれば
雰囲気はガラリと変わります。
先方と、6名や8名の大人数で話す時は、
その中の誰かに言質をとられている気がして、
本音やここだけの話を聞き出すのは難しいです。
本音で話したいなら少人数のほうが良いでしょう。
最終的には、先方が一番喜んでくれるのは
自分がその会食の場を心から楽しんで
いることだと思います。
だから緊張していることや、完璧にマニュアル
どおりの接待をこなすのは本末転倒です。
会食は社外であっても社内であっても、
会議室ではなく、何故食事しているのかという
その本来の目的をもう一度思い出し、
それに合致したセッティングを心がけて
欲しいと思います。
ちなみに、先方も自分も心から美味しいものが
食べたい、飲みたいだけ、という場合もあります。
その場合は相手も自分も心から場を
楽しめているので全く問題ないと思います。