渋谷ではたらく社長のアメブロ

弊社主催の新規事業支援イベント「Startups2010」

でスピーチしてきました。
主にエンジニア、クリエイターに向けてのイベントです。


ネット業界の短い歴史の中で今ほどエンジニアの価値が
国内でも高まってきた時期は無いと思います。

当社も良いエンジニアを採用するためならあらゆる

手段を尽くしたいと考えていますが、
同業他社の多くも現在採用に力を入れています。


エンジニアの重要度が増している理由は複数あり、


・ネットサービスはローンチ後にスピーディーに改善を

積み重ねなければならないため、内製化が鍵

それに皆が気づき始めた。

・twitterやiphoneの良さは企画書や口頭の説明では

解らない。実際に触ってみて初めて気づくもの。

プロトタイプ(試作品)を造れるのがエンジニアの強み。

国境を越えるネットサービスを産み出すのは技術力

言語が強みのメディアや広告は日本語圏を超えにくい。


事業環境としてもここ1年ほどでガラリと変化し、

魅力的な事業ドメインが増えています。

ソーシャルアプリ、クラウドによってより小資本で

スピーディーに事業を立ち上げられるようになった。

スマートフォンの急激な伸びによる新たな事業機会


中国はじめ成長の見込めるアジア各国に日本の
ネットサービスが受け入れられる可能性。


資金調達も、VC、好調なネット企業は当社も含めて

ベンチャー投資の準備があります。

サイバーエージェント社内でも、面白いアイデアと
意欲的な人材にはどんどん投資するつもりです。

ただ、ヒト、モノ、カネで言えば、モノ、カネは上述の通り

環境が好転していますが、圧倒的にヒトが不足しています。

特にネット分野ではエンジニアが不足している状況です。

これはネット業界の歴史の浅さ、技術の急速な変化などが
起因していると思いますが、即戦力となる経験者を探すのは

かなり難易度が高いです。

だからこれからの新規事業はヒト(特に優秀な技術者)を
集めることができる会社が成功していく
と予想します。

意外と見落としがちなポイントですが、

現状を的確に把握すればそこのが肝だと思います。