GUAM行きの飛行機で、「主任 島耕作」の最新刊を

読みました。

現在連載中の、若かりし頃の島耕作の話で、

ちょうど主任から係長へ昇進するところでした。

主任とは、管理職の一歩手前のテスト期間のようなもので、
合格した人だけが昇進できるそうです。



ここに出てきた登場人物が興味深かったのですが、
国立大学を出て初芝に入社し、

同期で一番に主任に昇進、

しかしその後なかなか管理職の係長になれず、

次々に同期に追い抜かれ、どんどん頑固な性格になり、

やがて退職してしまうという・・

その彼は、不満をよく口に出して言うのだけど、

それを自分の手で解決しようとせず、

いつも他人のせいにしていたそうです。

会社社会でよく見かける、いかにも典型的なタイプだと

思いました。

私自身もこれまで愚痴や不満の多い人の昇格を
何度か見送ったことがありますが、
もともと優秀な人ほど、そのような傾向があり、

もったいないと思います。


与えられた仕事が自分の実力に見合ってなければ、

人は不満を抱きやすいものです。

それを何とか現状打破しようと努力したり、

耐え忍んだりせず、他人のせいにしている人は

組織の管理職には据え辛いです。

何故なら、当然ですが管理職とは責任者であり、

部下もミスも全部自分の責任と捉える気構えが
必要だからです。

以前、「業績が悪いのは、社員が働かないのも悪い」と

発言して一斉に批判された社長が居ましたが、

それは仕方ないことだと思います。


(自分が上の立場になれば不満は言わなくなる)

そう本人は思っていたとしても、その保証はなく、
テスト期間に不利なことに違いありません。


不満や愚痴の多い人は知らず知らずのうちに

昇進のチャンスを逃しているかも知れませんので

ご注意を・・・