社内間取引の手数料率や収益シェアでもめると、
必ず私に相談がきます。
「5:5って言われたんだけど、せめて6:4か7:3にならないか」
「手数料30%も払ったらやっていけない」
という風な感じなのですが、私の立場から見れば
グループ間でいくらづつ分けようが、トータル同じなので、
不毛な議論な気がして相談されると気が滅入ります。
しかし、実際には不毛ではありません。
社内の仕切りをうまく入れられれば、将来的に取引の総量を
大きく伸ばすことが可能です。
もちろん手を抜くと収縮してしまう恐れもあります。
5:5の合計が10のままなのか、
7:3だけど、結果合計が20にも30にもなるのかによって、
単純に言えば、将来的に取引の総額が伸びるかどうかに着目して、
うまく仕切りを入れると正しい妥結点が見えてきます。
ただ、実際には単純に数字を決めればOKという話はなく、
双方の部署のベクトルを同じ方向にあわせた上で、
目標設定、インセンティブ設定が必要になります。
だから一見不毛に見える社内の仕切りに結構な手間隙を
かける必要があるのです。
Amebaの広告をたくさん売れるようになった広告代理店部門の
事例を書こうと思っていたのですが、あまりに生々しすぎたので、
抽象的な文章になってしまいました
社内仕切りを入れる人は、トータル同じだとめんどくさがらず
真剣に取り組まなければいけない。
将来的に取引総額が伸ばせるか伸ばせないかが掛かっているから。
という自分への戒めブログでした。