前回記事に書いた「みんなのテーマ 」をリリースする直前、
「みんなのブログテーマにしようか・・・」
私が会議中にそう提案し、いったん変更になった。
前身の「スクラップブック」が解りづらかったという反省もあり、
「テーマ」よりも「ブログテーマ」のほうが解りやすいのでは?
という細かい話。
翌日、「みんなのテーマ」担当Kくんからメールが来た。
Kくんは新卒2年目だけど、ユニークな企画ができる有望な社員。
> お疲れ様です。kです。
> 「みんなのブログテーマ」のサービス名称ですが、
> 「みんなのテーマ」でいかせていただきたいというお願いです。
> というのも
> 今日テストしていただいた方から
> 「みんなのテーマ」の方がわかりやすいという意見があがりました。
そんなメール。
私は最終的にはお任せするとしながらも、
> プロデューサーは、自分自身の考えや感性が大事。
>
> このような意見に流されすぎないように気をつけてください。
>
と、返事をしました。
事業を任せている責任者。
チームを任せているマネージャー。
商品を任せるプロデューサー。
そんな職種の人たちが、1部の声に簡単に振り回されてしまうと
思うと不安になる。
事業が顧客の声にひたすら従えば上手くいくほど簡単ならば、
誰にでもできる。
私は、大学時代に広告代理店でアルバイトをしていた時に、
可愛がってもらっていた役員の方から、
「藤田、自分なりの見識をもたないやつはただのバカだぞ」
※見識とは、その経験、知識に基づいて物事の本質を見抜く
判断力のこと。
そんなアドバイスをしてもらい、経験も知識も少ないながらも
見識を持ちたいと思った。
確かに、いろんな声に振り回されたり、顧客の言いなりに
なっている人は仕事ができそうに見えない。
仕事をする上で、顧客の声に耳を傾けること、素直であること、
柔軟であることは、超重要能力なのは言うまでもない。
しかし、それと相反するようですが、
上記を兼ね備えた上で最終的には、
自分なりの見識をもってやりとおす強い意志
それが必要だと思います。
セルフリーダーシップの時代、組織においてもそういった人材の
重要性が高まってます。
「自分はどうしたいのか」
「自分ではどう思うのか」
自分の頭で考え、自分の意思で結論を出す。やりとおす。
素直で柔軟でありながらも、それが大事。