昨日からTBSの件について、いろんなメディアからコメントを
求められる。
楽天は当社の10%弱の大株主で、三木谷社長は
社外取締役でもある。
でもこのニュース、私は昨日の朝刊で知りました。
だからコメントできない。
まったくの無関係。
しかし、この無関係というのが取り残されているようで、とても寂しい。
当社は向こう半年、足場を固めるという方針を発表した矢先。
周囲はTBSや阪神鉄道など刺激的な話題に満ちている。
なんだか禁欲生活を強いられる修行僧のよう。
当社は大型の買収もなく、自律成長で急拡大している。
ひとつの成長企業としてみれば申し分ないと思う。
でも焦る。
周りにもっと早い会社があるので。
経営者が、世論や株式市場に振り回されているようではいけない。
しかし経営は、日々変化する競合状況、株式市場、経済のファンダメンタル、
政治情勢などからの総合判断でもある。
自ら能動的に仕掛ける会社と、受動的に提案を検討している会社では
その時点で、大きな差がつく。
もちろん向こう半年足場を固める方針を変えるつもりはない。
でも足場を固めた後の戦略は、一度じっくり時間を掛けて考えてみたいと思います。