メディア部門の幹部で、熱海にて合宿を行ってきた。

当社の各事業のトップ13人。

さすがに優秀な人材が多い。

皆、知らない間に成長している。


でも、優秀な人材を集めた組織がいつも上手くいく
訳ではない。


世界のトップレベルを集めたレアルマドリードも
普通のクラブチームに負けてしまう。

最高の脚本家と監督と出演者を集めた映画が
面白いとは限らない。


会社組織も優秀な人材を集めれば良いのであれば、
就職人気の高い会社が常に良い会社ということになるだろう。



チームとして重要なのは、皆が同じ目標を目指し、
実力が発揮できる環境を作れるかどうかだ。



もちろんそれはリーダーの役割であり、
はっきり言って私もプレッシャーを感じている。


皆を同じ方向に向かせるのは、優秀な人材が
集まっていないほうが、逆にやりやすかったりもする。

レアルマドリードの監督はさぞかし大変だろう。


でも優秀な人材を意思統一できて、良い雰囲気を
作れればこの上なく最高だ。

リーダーとしての自分の力量が問われる。




会議は消化不良にならないか心配なくらい有意義だった。

そして大枠の方向性は、私が想像していた以上に
皆が同じだった。

ビジョナリーカンパニーは「社運をかけた大胆な目標」
に挑むという。

今回の合宿は当社にとって大きな転機になるだろう。