30代。 | 【SHIBUYA-TIGER】
30代最後の日になっちゃいました。

今年は2015年で、明日が誕生日で40歳になります。

ということは2005年には30歳だっという話でして、

30歳の2005年4月に社内グレードでいうG4の営業局長になったのですが、そのまま今もG4を継続しているので、社内的にはこの10年まったく昇格していないという、まるで残念な10年間のようになっています。

ちょっとここから自分なりにこの10年を振り返るやや長いブログなのですが、

2002年に入社したころ、当時の自分は、相対的に営業というかお客さんとのコミュニケーションがちょっとうまく、相対的に広告業界のことをちょっと理解してはいましたが、お客さんに恵まれるなどのいくつかのラッキーが重なって営業成績がとてもよく、そのままマネージャーになり、さらに、自分のグループに入ってきてくれたメンバーがすこぶるタフで、がんがん数字をあげてくれたので、割とスピーディに入社3年目で局長職まで昇格させてもらっていました。

で、あまりこういうことをちゃんと誰かに伝えたこともないのですが、
当時、自分自身ではその状況を「フロック」だと思っていた節があって、ラッキーで営業局長まで来ちゃったけど、実際は特に強い手応えや手腕があったわけでもなく、いつそれがフロックだとみんなに伝わって自分の立ち位置がなくなってもおかしくないな、と思っていた頃でした。

なので、このままだとちょっとやばいな、とか思っていたのですが、そういう中で、紆余曲折あって、2009年にアメーバピグ草創期のマーケティングという仕事にスイッチさせてもらい、サービスサイドの経験をさせて頂くようになりました。

その後、ポイントすすむ君(もうやりたくないけど)とか、スマホの英会話アプリづくりや、デカグラフ立ち上げ時のマーケティング等を経て、ゲームのマネジメントをさせて頂くようになり、今に至るのですが、

今思えば、そのときに営業局長という職位をいったん全放棄して、サービスサイドでのマーケターとかプランナーなどの形でゼロベースの経験ができたことで、30代でいったんストップしそうになった自分の成長幅をもう一度定義し直して、うまく拡げることができたように感じます。

サービスサイドでは、サービス自体の生態系をとらえながら、ユーザと直に接しながらサービス・事業の打開や改善の決断を日々どんどんしていく必要がありますし、関わる職種も多岐にわたり、営業チームとはかなり異なるマネジメントの内容を求められました。

自分としてはようやく去年くらいになって、自分の追求しているマネジメントが一定の形になってきたな、という実感があり、その中で実は初めてマネジメントとしての賞も頂き、それは形として嬉しかったのですが、逆にここまで10年かかっちゃったな、という印象もあります。

結論としては、30代では大変大きなキャリアチェンジを通じて、かなりいろいろな業務経験をさせてもらいつつ、様々な人とのかかわりも得られたので、個人的には非常にいい10年間だったという話なので、
これから30代を迎える人にも、どんどん自分のキャリアをゼロリセットするタイミングを持ってもらい、成長幅を作るチャレンジをしてもらうことをおすすめしたいと思います。

自分もいよいよ40代になります。
当面は今関わっているサービス・チームの成果を高めていくというところに引き続き集中しますが、
この30代でのキャリアチェンジを通じて、サイバーエージェントの主要なビジネスモデルを横断的に思考する経験もできたので、それを活かしてさらに自分の役割にも幅を持たせていきたいですし、
自分が関わるメンバーやサービスにはより高い確率で成功してもらい、社内で最も人を育てたマネージャーとなれるよう、自分自身の厚みも作っていきたいと思います。

引き続き宜しくお願いします。