新規開発は、ダカイゼンに甘えない。 | 【SHIBUYA-TIGER】

今月から新たに担当させていただいているユニットでは、すでに開発が終盤にさしかかっているゲーム1本に加えて、まったく新規のゲームを3本出していく準備をしています。

それぞれの世界観やおおまかなループは着実に詰まってきた印象です。


ただ、これ週報にも書いたんだけど、本当に面白いのか?を客観的にも考えつつ、徹底的に疑いながらくりかえし追求するフェーズ。

新規開発は、洗面器に顔をつっこんでいるような感じで、事業責任者・プロデューサーはともすると、「とにかく早くリリースしたくて楽になりたい」という気持ちが先行しがち。

もちろん、早期リリースしなくてよいということではなくて、問題なのは、「早くリリースをするために」が大義名分になって、早く楽になりたいあまり、客観的なサービス価値判断力が停止してしまって本当に面白いのかどうかを疑えないまま突っ走ってしまうこと


自分自身もこれまで手がけたサービスでは、「早期開発スタート」「早期リリース」を急ぐというテイで、そのフェーズの詰めがおろそかになり、リリース後にはすでに立ち戻れず悔んだことがあった。


リリースしてからは、とにかくダカイゼでなんとかしていくというのがブラウザ開発のメリットですが、リリース時点でそのサービスの命運は9割がた決まってしまうといってもよく、リリースしきるまでは「ダカイゼンに甘えない。」ことが重要。

急ぎながらも、逃げずに、執拗・丁寧に詰めをおこなってゆきたい。


新規サービスをやらせていただくにあたって、自戒的に書かせていただきました。