サイクルベースあさひで自転車を購入するとタイヤへの注入を勧められるパンク防止剤ですが、注入済みを示すシールが1~2年前から変わりました。以前は緑色の「Slime」と言う文字のみの物でしたが、変更後は写真の様に日本語の説明書きになっています。

このシールについてはブログに取り上げようと前から思っていましたが、以前見た時は写真を撮り忘れてしまい、その後は”幸いなことに”パンク防止剤入りタイヤの修理依頼が無かったため、ブログにUPできませんでした。
 

変更後のシールの写真。

一行目の「パンク防止剤注入済」はそのままの意味なので問題ありません。

二行目の「パンク修理可能」の文言はその自転車使用ユーザー向けに書かれていると思うのですが、自分でパンク修理が出来るユーザーは極限られていると思います。と言う事はこの一行はユーザーがパンク修理の為に自転車店へ持ち込む際の説明と思われます。

と言うのは、一般の自転車店ではパンク修理剤が注入されているタイヤのパンク修理をお断りするお店も多いと聞きます。(または追加料金を請求される)

その為に「修理できますよ」と言う事をアピールしているのかなと思ってしまいます。もしそうだとすれば一般の自転車店はサイクルベースあさひから幾分馬鹿にされているのかなと言う気がします。

一般の自転車店もバカでは有りませんので修理が出来ることは知っています。しかし、普通のパンク修理に比べて手間が掛かるのでお断り又は追加料金設定しています。

(私は自転車安全整備士の受験資格取得の為に二店の自転車店でアルバイトをしましたが、うち一店はサイクルベースあさひです。なので他の自転車店に比べればパンク防止剤入りチューブの扱いには慣れているので今の所は通常料金でお引き受けしていますが、追加料金制にしようかなと考えています)パンク防止剤入りのタイヤは、パッチ貼り修理は行わずチューブ交換修理のみでお受けしています。

 

サイクルベースあさひのWebサイトのパンク防止剤のコーナーを見ると下記の様な事が書いて有ります。

「パンク修理の際に漏れたパンク防止剤は洗い流す」

「浄化設備の有る所で洗い流してください」
洗い流すって?通常のパンク修理は自転車からチューブは取り外さないので、自転車ごと洗い場まで持って行けと言う事でしょうか?

また、浄化設備の有る所で洗い流してくださいって?普通の自転車店に浄化設備なんかありません。

なので、パンク修理の際は水で湿らせたタオルで何度か拭く様にしています。また、パンク防止剤の入ったチューブを廃棄する際は、古新聞にチューブの中のパンク防止剤を全部出して乾燥させてから焼却ごみに出しています。(これが正しい方法かは分かりませんが、浄化設備の無い当店はほかに手段が無い)

上記の様に通常のパンクと比べ、手間がかなりかかります。

なのでパンク防止剤入りの自転車ユーザーの方は、一般の自転車店で修理を断られたり追加料金を請求されても怒らないでください。

 

一番良い方法は購入したサイクルベースあさひへ修理依頼する事です。サイクルベースあさひはパンク防止剤を販売した時点で後の修理に掛かる手間分の利益も得ているはずですから(それが企業活動の根本なので悪い事では無いです)。


長くなってしまいましたがユーザーの方にご理解いただければ幸いです。

 

最後に書いておきますが、パンク防止剤の功罪に関しては私は関知しません。