古いアトム製の5Sボスフリーの取り外しをご依頼いただきました。

ハブはこちらも古いシマノ製のラージフランジです。

 

スプライン型のアトムはパークツールのFR-4が合います。

所がハブナットが邪魔をして工具が入りません。

 

ハブナットの二面幅は17mmですが、

対角は19.3mmほど有ります。

 

ツールの内径は、

18.6mmです。これでは入りません。

 

当店にアトム用工具はもう一個ありますが刻印が無いので製造メーカーは分かりません。

内径は19.5mm近く有るので

 

装着可能!

取外しも問題無く出来ました。

 

パークツール製工具はもう少し工夫して作って欲しいなと思う事が良く有ります。この工具も、ハブナットの二面幅が17mmの物は多く有るので、ちょっと考えれば気が付くと思うのですが。

 

 

パークツールをディスってしまったのでちょっとフォローしておきます。

以前にハブコーンレンチについてUPした際にも書いたのですが、パークツール製工具の鋼材は本当に良い材料を使っていると思います。

この六角レンチはブレーキシュー取り付けの際に5mmを良く使います。ブレーキシュー交換の依頼は良く有るので使用頻度は高く、しかもきつく締め付けるのでかなり酷使しています。

既に5年位は使っていますが六角部が全くヘタっていません。

他のメーカー製を使った事も有りますが、そちらは1年ほどで角が崩れて来ました。

三又の六角レンチはパークツール一択だと思います。

変速機の交換をご依頼いただきました。サンプレックス→サンツアーの交換です。

取り外した物がこれです。

サンプレックスのスーパーLJシリーズ。ヤフオクなどで高値でやり取りされている人気の変速機です。

このプレートがマニア心をくすぐるのでしょうか?

RDはパンタボディーの刻印からSLJ5500の様です。

 

FDもぱっと見はSIMPLEXプレート付きで高級感が有りますが、SLJシリーズにしては何か違和感が・・・。

そういう時はCAMBIO工房さん刊の変速機データブックを開きます。どうもこれはSLJでは無くSJA102と言う品番の物らしいです。

ガイドプレートや取り付けバンドにSIMPLEXマークが入っていない事も違和感の元かな?

値段も当時価格でSLJの8,000円前後に対して2,500円程だったようです。

 

自転車に組付けられていると違和感は無かったのですが、外して単品にすると違いを感じてしまうのは不思議な物ですね。

某自転車量販店でタイヤへの注入を勧めているパンク防止剤の色が変わったようです。

以前は目が覚めるような蛍光グリーンだったのですが、昨日パンク修理した自転車に入っていたのはこんな色でした。

粘度も高くなったような気がします。以前はもっと水っぽかったのですが、今度のはバルブから出てきた直後はとぐろを巻いている位固くて、色も合わせてちょっと嫌な感じ(誰ですか、アラレちゃんを連想したのは・・・笑)。

 

某量販店のウェブサイトを見た所ではパンク防止剤のメーカーがスライム社からWELDTITE社に変わったようです。

これは環境にやさしい成分で作られているそうで、色調もEarth consciousでしょうか?

成分もラテックスアレルギーの方に配慮してラテックスフリーとの事。

 

リムに貼って有るパンク防止剤入りを示すシールはそのまま。

こちらの文言ももう少し某量販店以外の自転車店に配慮したものに変えて欲しい物です。

 

追記

粘度を高めた理由は、バルブプランジャーの虫ゴム内にパンク防止剤が入り込み、電食によりプランジャーが短くなるトラブル対策の為ではないかと思います。

また、ラテックスフリー化も含めて改良を進めている某量販店はパンク防止剤に大分ご執心の様ですね。

昨日UPしたWONDERランプ用のLED電球がとどきました(早い!)

4.5V直流用、E10口金です。

 

形は評判の悪いこの電球とそっくりです(上)。

自転車用と言う事で6V交流(ダイナモ用)、E10口金です。ダイナモは自転車の走るスピードに依り発電量が変わるので、このLED電球を付けて激走すると熱を持ってしまい発光素子部分が割合すぐにダメになるとの事です。

当店でお求めいただいたお客様が「スピードを出して走ったらすぐダメになった」「発光素子の部分が剥がれた」とおしゃっていました。

私もランドナーに付けていますが、ダイナモを回してはほとんど走っていないので壊れていません。

 

余談はさておきWONDERランプに付けて見ました。

当たり前ですが点きました(単四直列3本4.5Vに対して4.5VDC電球なので)。耐久性も電源が乾電池なので問題無いと思います。

赤レンズの上からでも直視できない位に明るく点灯します。

道交法で尾灯は「100mの位置から点灯を確認できること」のみの規定なので、どんなに明るくても違反ではないと思いますが、高い位置(サドルの下など)に取り付けると後方の車両に迷惑かもしれません。

 

形状的な問題

このLED電球は頭の部分が長いので、ランプのレンズに当たりそうです。

5分間位の点灯でも結構熱を持ってくるので、長時間の使用でプラスチックレンズが変形しないかが心配です。

 

以上をご承知おきの上で使ってみたいと言う方には、クイックシャフト用ホルダー付きでお譲りします。(オリジナルの2.5V豆電球もお付けします)

通信販売は出来ませんのでご来店をお願い致します。

マニアの断捨離BOX第二弾!

こんなのが入っていました。フランス製ワンダー社のテールランプ?

私は基本的にナイトランはしないので電装品には疎く、WONDER社のランプも初めて見ました。

大きさ的に単二電池を二本使用するものと思い、点灯確認の為に入れようとした所が入りません。

ボディーの外径が単二電池とほぼ同じ径です。

古いフランス製品に良く有る規格違い?ワンダー独自規格?

ネットで検索してもワンダーランプの電池サイズについては出て来ません。

 

仕方が無いのでランプの電池収容部の寸法を測ったらLi-ion電池の22650規格が合いそうです。

でもLi-ion電池は値段が高いので、単四電池3本を収容して22650規格の外形寸法へ変換するアダプターを購入しました。

 

そのままでは径方向に若干ガタがあったので、余り物のバーテープを一巻きしたらピッタリに成りました。

長さは加工無しでジャストサイズでした。

 

ただし、ランプに付属の電球は2.5V仕様だったので手持ちのダイナモ用6Vに交換しました。

口金はE10サイズでした。

 

目出度く点灯!

まあこれを実際に使う事は無いと思いますが、電源1.5VX3本=4.5Vと6V電球のアンマッチ解消の為に、E10口金で4.5V仕様のLED電球を注文しました。

電球交換したら明るさなどについて、又UPします。

 

追記

LED電球を注文してから気が付きましたが、このアダプターは単四電池3本が直列につながっているので、一本分を電線などで短絡してしまえば3Vになり、付属の2.5V電球で問題なく使えると思います。