四角テーパーシャフトのBBについて、スギノのSG75テーパーのシャフトも測定しましたのでUPします。

再度お断りしますが測定は手持ちのノギスで行っていますので正確ではありません。大まかな傾向がそうである程度の認識で読んでください。

 

測定したのはこのシャフトです。

 

測定結果(↓表の赤枠内が今回測定した部分)

SG75テーパは旧カンパニョーロ四角テーパー互換グループに入るようです。なので、JISテーパーのシャフトとの互換性は有りません。

 

予想通りの結果でした。製品の流れとしては下記のような事だったのでは無いでしょうか。

カンパニョーロ旧型四角テーパー ⇒ 旧スギノがこの寸法をコピーしてマイティーコンペをつくった(カンパ互換品として) ⇒ NJS(日本自転車振興会:現JKA)が規格を決める際にスギノ製品がデファクトスタンダードだったのでこのサイズがNJS規格として決まった ⇒ SG75テーパとして現在に至る。

なので今も製造されているシマノデュラエースFC-7600(NJS品)もこのサイズです。シマノはSG75テーパーサイズのBBは作っていないので、スギノ製BBの使用を推奨している様です。

 

整理すると

寸法(太さ)は JISテーパ ≒ ISOテーパ > SG75テーパ

JISとISOは互換性あり(ただし現物確認が望ましい)。JIS・ISOとSG75テーパは互換性なし。

 

製品としては現在市販されている製品はNJSマーク付きを除きJISテーパだと思います。(私が把握していない製品も有るかもしれないので、購入前にご自身で確認をお願いします)

 

四角テーパーのサイズ問題で一部のユーザーが混乱していますが、原因は

1,JISとISOが0.02mmの寸法差で二種類に分かれている事。

2,SG75テーパー製品が二社以上から販売されているにもかかわらず、規格として制定されていない事。

だと思います。

なので、JISのISOへの統合と、SG75テーパ(NJSテーパと呼んだ方が良いと思う)サイズの規格化が行われれば、すっきりすると思います。

 

再測定結果

四角テーパーBBシャフトのサイズ | SHIBUYA-BICYCLEのブログ (ameblo.jp)