水飲み場


今の時期、蒸し暑くて喉が渇くので公園の水飲み場で少々ワイルドに水を飲むっす!!

ブランコ

嬉しそうな顔をしてブランコに乗っているように見えるんすけど、実はあまり好きではないっす…(^^;)

滑り台のハシゴ下り

ハシゴの登りよりも下りの方が難しいと聞いていたので挑戦してみたら問題無く出来たっす。

揺れる吊橋

今でこそ、人間並みに早く渡れるようになったんすけど、初めての時はこの短い吊橋を渡りきるまで5分以上かかったっす!!下が見えて揺れるのはかなり怖いらしいんすが慣れると犬も人も大丈夫みたいっす。

約1年半前に父が他界して、自動的に俺っちが飼育係になってしまったっす!!

猫の毛ってフワフワの肌触りだし、毛づくろいする姿も愛くるしくて最高~っす!!

仔猫


しかし…猫と違い自分自身の手入れも出来ない犬そしてベタベタ付きまとわるストーカーの様な犬が一番苦手で大ピンチっす!!


体が汚れ臭ってたんでシャンプーしたんすけど…全然アワが立たないっす!!

犬の知識が全く無かった俺っちは人間用の石鹸丸ごと一個全部使っても泡立たないんで…この生き物に「以前いつ洗って貰ったんすか?」と聞くと「ワン」と答えたので、多分…一年以上洗ってないと思われたっす。

その後…河原で散歩していると、いきなり泳いでいた水鳥(野鴨かも?)を追いかけて汚い川に飛び込んだんす(ToT)

2時間もかけて洗いやっと泡立つ様にキレイにしたのに…俺っち頭にキタ~~~!!

犬を置き去りにして鉄筋ハシゴを登り、懲らしめようと思ったんすけど…背後にハシゴを登って来る気配が…振り返ってみると犬が鉄筋ハシゴを登って必死に俺っちの後に付いて来たんす!!

人間なら出来て当然の事も体の構造が異なる犬がヤルと感動してしまうもんすねぇ~(^^;)

怒るのを忘れ大笑いしてしまったっす。


鉄筋梯子を登る犬2 鉄筋梯子を登る犬


そ~いえば以前、父が「この犬は滑り台も出来るぞ!!」って自慢してたんすけど、見た事の無い俺っちは…どうせ父親が抱いて滑り台を滑っているものと思い込んでいたっす。

ところが、ハシゴ登りのとき同様に俺っちが滑り台を登り滑ると必死に後を突いて来て同じ事をするんす!!マジっす!!

滑り台ハシゴ登り 滑り台下り


普段は人のいない早朝にやっているんすけど…人のいる時間帯にやると子供達が群がって来たっす。

どうも、普通の犬には出来ない事がうちの犬は出来ているらしい事にやっと気付いた俺っち…(^^;)

ペットモデル認定証

試しにペットモデルに応募したら、書類審査を通過し認定証も貰えたっす!!

ただ、ブランド志向の流行の犬は仕事の依頼がたくさんあるのに俺っちの犬のように雑種だと特殊技能を持ってても仕事の依頼もオーディションも条件の段階でハジカれて暇っす~~~(;o;)

でも、いつか・・・くるかもしれない出演依頼の為に日々訓練漬けの毎日っす。


次回も訓練で身に付けた新芸を少しづつ写真でアップしていく予定っす!!



中国残留孤児ってニュースで見たり聞いたした事はあっても現実に知り合うチャンスは少ないと思うんすけど…友人の母が中国残留孤児で、しかも友人が結婚した相手が華僑だったんす。

運命的な出会いっすかね?


蚊帳の外の俺っちが友人の会社の上海支店に遊びに行ったっす。

5日間は毎日のように中華三昧で、特に上海は大都会で日本よりも物価が高い店がたくさんあって驚いたっす。1杯1,200円もする珈琲を上海の一番高いビルに登り見下ろしながら飲んだっす。


6日目からは上海から福建省に飛んだっす。

宿泊したホテルが友人のおじさんが所有しているホテルで眺めの良い場所だったっすが夕食が超高級中華のVIP待遇でドキドキしたっす。

7日目に友人のおじさんの親戚が所有しているうなぎの蒲焼工場へ見学に行ったっす。

中国流うなぎのつかみ方は片手の人指し指・中指・薬指だけでつかんで大きさ別に仕分けをしていたっす。

工場内はクリーンルームになっていて白衣とか着るのが面倒だったので、応接室でクリーンルームの工場で出来た鰻の蒲焼を白い万頭に包んで食べたっす。

日本で食べたどの鰻よりも柔らかくて美味しくて俺っち幸せだったっす。

この工場で加工された鰻がセブンイレブンやイト-ヨーカ堂に卸されているらしく、驚いたっす♪

その他に鰻の餌やパッケージやダンボール工場も別に経営しており私立高校も所有していて、約数十分車で走ったエリアは全部友人のおじさんの持ち物で…桁違いのお金持ちだったっす(^^;)

8日目は釣りをやる為に鯉の養殖池を貸切にし、更に近所の農家に材料と手間賃を渡し昼ごはんを作らせるという小市民には考えられない離れ業だったっす。

9日目は街中の超有名店での食事っす。今までお世話になったんで一緒に食事した10人分を俺っちが出したんすけど日本円で5000~6000円位でお得に感じたっす。

10日目はお別れで空港まで送迎してくれたっす。とってもバブリー過ぎて中国のイメージが変わってしまったっす。


時間がなくて詳細は書けなかったっすが、また日を改めて時間があるときリトライするつもりっす。

では、さらばっす!!

海外の友達と日本で会うって感動ものっすね~♪

観光を兼ねて街を一緒に歩いたり、ご当地名物を食べ歩きしても滅多に会えない人が相手だと感動も2倍って感じっす。

初日…縁日で骨董品のフリーマーケット見物&ご当地名物の食べ歩き

最終日…フランス家庭料理のランチ&駄菓子の問屋街をウィンドーショッピング

予定立ててもいつも目標達成できないんで相変わらず行き当たりバッタリだったっすけど、友達も楽しんでくれたみたなんで俺っち満足っす★

また、会う日まで…さらばっす!!

当時、妹が結婚してロンドンに住んでいたんで遊びに行ったっす。英語力はほぼゼロなので恥ずかしいほどの大きな身振り手振りのボディランゲージで何となく意思疎通が辛うじて出来ているみたいで買い物や外食等の日常生活に支障を感じなかったっすから、勢いで近所の英会話学校に申し込んで留学する事にしてしまい衝動買いに匹敵する思い付きっすね♪

英会話学校の面接官がさっぱり何を言ってるのかわからず、一番下のクラスに入れてもらった気がするっす。

妹が探してくれた日本人1人とフランス人2人の計3人で住んでいるフラットに短期で入ったんすけど、彼らとは何となく溶け込めて帰国後に一年契約で庭付きの家を一軒共同で借りて転居したっす。

そんな感じでイギリス留学って俺っちの感覚では東京出張の延長みたいな感じで簡単に出来たっす。

海外の友達と知り合ってから遊びに行ったついでに留学したんで、あんまし参考にはならないかもしれないっすけど…海外旅行も友達を訪ねる旅だと物凄く内容の濃い旅行が出来て、現地人の生活を体験出来るんでお勧めっす♪

その後もメールや絵葉書を俺っちは返事がなくても一方的に送っていると…ある日、メールがあり留学時代の友達が定期的に遊びに来るので一緒に食べ歩きに行ってるっす。

留学で一番の財産は友であり、異国での友との再会はエキサイティングっすね★

「ノッティング・ヒルの恋人」のロケ地



朝方は初雪がうっすらと降るほど寒くて、本当に無事にロンドンへ行けるか心配したんすが昼過ぎに何とかロンドン入り出来て嬉しかったっす。
ポート・ベロー・ロードで留学時代の元同居人(フラットメイト)が週末にアクセサリーの出店してるんで顔だしに行ったっす。
雪は降って無かったんすが余りの寒さに元同居人はロシアのコサック風の衣装で重装備だったんす。
しばし談笑の後に、映画「ノッティングヒルの恋人」の撮影で使われた店を教えてもらい、ウイリアム・タッカーが経営していたトラベル・ブック・ショップへ行ったんすけど
映画ではとても小さな雰囲気の店だったんすけど、映画上映以来物凄いお客さんで大繁盛し、店も拡張され二倍の広さで全く違う店に見えて仕方なかったっす。
ヨーロッパやアメリカの世界中の観光客が週末に集まる町なので俺っち同様に写真撮影する人が後を絶たず、凄まじい場所っす。
店内では映画で使われたシーンや新聞で取り上げられた記事がパネル展示されていたんすけど
特に興味深かったのは旅行専門の店のはずなのに子供用のコーナーが増設され旅行と関係のない本が置かれているのがいとおかしぃ~っす。
多分、映画で奇妙な客が小説やクマのプーさんの本をタッカーに尋ねるシーンがあったので、冷やかしの客が同じ事を聞く対策ではないかと俺っちは推測したんすけど


「ブリジット・ジョーンズの日記」のロケ地



マークとダニエルが喧嘩したブリジットの住んでいたアパート前にも行ったっす。
映画ではどこかわからない様に巧みに住所を隠していたっすから正直、探すのに大変な苦労で、到着したら真っ暗っす~(;o;)

土曜の夜だからかなんすか?

それとも…住所がわからなくてたどり着けない映画ファンが多いんすか?

俺っちを含め写真撮影していたのは3人だで寂しさマックスっす(ToT)


周囲が暗くて撮影は困難を極めたっすから三脚固定でフラッシュ無しのマニュアル・モードで撮影をしたっす。


ここは「ノッティングヒルの恋人」のトラベル・ブック・ショップとは対照的で当時の面影が残っていたのは…ブリジットが買い物したり近道として利用していた市場と数店の店だけで、後の店は潰れて違う店になっていて超…残念だったっす。


明るい時間帯であればラストシーンの場所を探索したり、ブリジットが歩いたロンドン橋やタワー・ブリッジそして電光掲示板で体重を表示しブリジットがタバコを吸いながら歩いたピカデリー・サーカスや裁判所にも行きたかったすけど、今回は氷雨も降り出し寒さに負け…晩御飯を食べてからビック・ベンの周囲の夜景を撮影してから帰宅したっす。

相変わらずの行き当たりバッタリっすが予定の半分消化できたので、まぁ上出来っすね。
もし、帰国までに時間があれば「マイ・フェア・レディ」の舞台になり、オードリー・ヘップ・バーンが踊ったコベント・ガーデンを撮影し、趣味の世界に陶酔出来たら幸せっす

2002年の2月19日から21日まで友達と韓国に行って来たっす。

でも、旅行会社のホテル予約段階でチョットしたトラブルが発生し、ツインのはずがダブルになり、男同士で抱き合って寝なければならない危機に直面しったっす。

旅行会社の言い訳が統一教会の結婚セレモニーが同じ時期にある事とブッシュ大統領の韓国訪問が重なり一流ホテルが軒並み抑えられて部屋が足りない状態との事だったっす。

しかし、男同士で抱き合って寝るのだけは嫌だったんで、無い知恵を出して懸命に考えた結果、思い出したっす。俺っちの経験からどこのホテルでもエキストラ・ベットがあるはずなんで再度、交渉し用意してもらえる事になったっす。

今回の旅行は遊びというよりもビジネスに繋がる物が無いか探しに行ったんで、高価なお土産も買ってこなかったし、友人や親にも言ってなかったんで俺っちが韓国へ行ったことを知っているのは、ほんの一握りの人だけの状況だったっす。

親に帰国した次の日の朝に3日間韓国に行ってたんすよ。」って言ったら…。

「本当なの?知らなかった…。だから、昨日いなかったんだ」って笑っていたっす。

俺っちが3日前からいなかったのに2日後に初めて気づいたらしいんす。韓国に行く朝、小さなショルダーバック一つでまさか海外に行くとは思わなかったらしく「いってらっしゃい」と母親は笑顔で見送ってくれたっす。

さて、俺っちの家庭の事情はこの位にして…。

9時に友達と近所のファミリーマート待ち合わせし、地下鉄に乗り込んだっす。空港へは色々なアクセス方法があるんすが、一番安くて早く着く方法が地下鉄で空港の一番近くの駅に行き、そこから名鉄バスで空港へ向かう方法なんで今回もこれで行ったっす。名古屋空港(当時はセントレア空港はまだ、無かったっす)に着いたのが10時で搭乗時間の3時間半前っす。

何でこんなに早く行ったかというと、友人が初めての海外旅行なんでまずは雰囲気に慣れる為…と言うのは建前で『スカイラウンジ大空』(残念ながら閉店して今は無いんすが・・・)840円出せばお酒もジュースも飲み放題なんでここを利用したくて仕方なかったってのが本音っす。ここは飛行機の離着陸を見ながらゆったりとしたソファーでお酒が飲めるんす。何とも言えない贅沢な一時間半を過ごし、俺っち達は何の問題もなくチケットを受け取った後に、預ける荷物のない俺っち達は搭乗手続きをパスし、あっという間に出国手続きも完了し、免税店のある搭乗待合室に来てしまったっす。時間はまだ11時40分で搭乗受付まで1時間半もあるっす。何をしたらいいんすか?待ちくたびれて寝てしまいそうっす。

名古屋は小さな空港なんで免税店で売られているのは香水やら化粧品やお酒にタバコばかりで特に欲しいものが無く、ボーっと免税店でウィンドー・ショッピングして過ごしたっす。しかし、香水の香りもあれだけ強いと少し気分が悪くなり、しばらく休憩所の椅子で横になったっす。

やっと搭乗手続きが始まったと思ったら、並んでいる人達があまりにも多かったんで15分椅子に座って待ち、空くまで待ったんで5分で飛行機に乗れたっす。韓国は本当に日本に近い国で時差も無いのでほとんど水平飛行する時間が無く、急上昇と急降下で気圧の変化の連続で鼓膜が痛くて大変だったっす。友達なんかは気圧変化で膝の古傷が痛いって言っていたっす。

余談っすが、通常の生活で友達の膝が痛くなると12時間以内に雨が降るんすが、彼の古傷が雨の湿気に反応しているんでなくて気圧に反応している事が今回の事で立証されたっす。

ほんの僅かな水平飛行の間に給食のような機内食が出たっす。今回利用したのはアシアナ航空なんすが大韓航空に比べると少し洋風な感じがしたっすね。間に何がはさまっているかわかるようにバラしてみたっす(笑)。そばで有名な開田高原の水が印象的だったっす。


さて、韓国の仁川(インチョン)空港に着くと現地のガイドさんがたくさん待っていたっす。誰が俺っち達のガイドなんすか?

わからないんで片っ端から聞いてみたっす。

「あなた達、どの空港から来ましたの?」

「名古屋っす」

「私は東京のガイドさんだから、あなた達あちらね。」

「そうなんすか? サンキューっす! じゃなくて、カミサムダっす!」(正式にはありがとうはカミサムハムニーダらしいんっすが俺っちにはそのようには聞こえないんで聞こえた通りに言っているっす。もしかしたら間違っているんすか?)

俺っちと友達は違うゲートで待っていた数人のガイドに話しかけたっす。

「名古屋から来たんすけど…」

「日程表を出してください。」

「どうぞっす。」

「えーと、アキヴァさんですね。これ、預かりますね。それから、他の方がまだなんでそこに座って待ってください。」

(あのー、ちょっと名前が『秋婆さん』に聞こえるんすけど?「ハァー(ため息っす。)」まぁ規格内OKっす。)

「了解っす。あのー、シティバンクのA.T.M.ってどこなんすか?」

「シティバンクですか?見たこと無いですね。私、わからないのでインフォメーションで聞いて下さい。」

「わかったっす。ちょっと行って来るっす。」

友達は喫煙所へ俺っちはインフォメーションにそれぞれ行ったっす。

Can you speak Japanese ?」っす。

I'm sorry. I can't speak Japanese.」

Oh!my god !!」っす。

However, I can speak Korean and English. 」(彼女は自分の胸のEnglishと書いてある名札を指差して言ったっす。)

OK!久しぶりに英語でトライするっす!!」

「???」

Where is A.T.M. ?」で通じてるっすか?

Over there. Information's rightside.」(laughs)

Oh , mistake !! Thank you so much !」っす。近過ぎて見落としていたっす。恥ずかし過ぎるっす。

やっとの思いでシティバンクのカードと暗証番号を入力するとエラーが出て出金できないっす。何でなんすか?

困ったっすー。仕方ないけど…レートは悪いかもしれないっすが…、喫煙所の友人と合流し空港の両替所で換金っす。

空港の換金所に行くと「換金レートがどこよりも良い」と日本語で書いてあり、かなり怪しいっす!しかし、とりあえず換金すると1万円が96500ウォンになったっす。

友人は試しに空港内のミニストップというコンビニエンス・ストアで250ccの缶コーラを2つ購入したっす。

一缶が650ウォンなので650円のように感じて一瞬焦ったらしいっすが、計算しなおすと65から70円くらいとわかったんですぐに平静を取り戻したようっす。何で2つも買うんだろうっと思ったら、一缶は俺っちにくれたっす。これって友情っすか…?いい奴っす~♪

韓国のコーラは昔、甘いと聞いていたんすが、コカコーラなのにペプシのように、やや辛かったんす。もしかして唐辛子が入っているんすか?

缶コーラを飲んで靴脱いで、くつろいでいたら(シャレみたいっすが本当に靴脱いでコーラー飲んでいたっすよ。ちなみに俺っちは靴下まで脱いでいたっす)、ガイドさんが俺っち達を手招きして呼んだんで、靴下を履く暇も無く、急いで靴を履いて行くといつの間にやら全員集合していたっす。

なんと俺っちと友達以外は全員日本人女性の観光客だったっす。しかも、俺っち達は小さなショルダーバッグ一つしかないのに、みんなは大きなキャスター付きのトランクケースと別にバッグを持っていたんで俺っち達は浮きまくった存在になっていたっす。

俺っち達の荷物があまりに少なかったんで現地の韓国人のガイドさんも流暢な日本語で「あなた本当に荷物、簡単ねぇ・・・。今までの日本人旅行者の中で一番、簡単かも・・・。」って笑っていたっす。ちょっと変な日本語っすけど簡単は少ないって意味っすよね?

名古屋空港でも預ける荷物が無いと搭乗手続き時間が30分以上節約できたっすから、免税店での買い物もゆっくりできたし、今回の少荷物作戦は予想以上にのんびり出来たっす。しかし、周囲からは海外旅行をなめてるように見えたかもしれないっすね。また、ツアーの場合は待機時間が長くなるデメリットもあるっす。はぁー、本当は待ち時間が長くてくたびれたっす。

まぁ、俺っちの構想ではたった2泊3日だったんで必要なものは現地で調達し、洗濯物は捨てて帰る作戦だったんで少ない荷物に出来たんすが、周囲はそう思った人は皆無で珍しい生き物をジロジロ見られているようだったっすねぇ。

仁川(インチョン)空港の外はロンドンの冬ような寒さで、北海道から来た人が北海道よりも韓国の方が寒いって言ってたのには驚いたっす。俺っちも寒さに絶えられずショルダーバックから小さくたたんだダウンジャケットを取りだし着たっす。韓国もタバコを吸える場所が限られているんすが、灰皿には水ではなく白い砂が入れてあるんす。日本とは違うその灰皿が珍しくて撮影していると灰皿を撮影する俺っちの方が珍しいらしく喫煙していた韓国人がジロジロ見ていたっす。

韓国の灰皿は砂が入ってるっす。

空港からは送迎用のワゴン車に乗ったっす。空港からホテルまで1時間半もかかる道程なんす。暇っすー。

仁川(インチョン)空港を出発してすぐにガイドさんが「そうそう、アキバァさん!ちょっと間違いあって初日のロッテホテルの宿泊できませんが、聞いてますか?」

「へ?何の話なのか見えないっす。俺っち達は野宿なんすか?」

「野宿はありませんけど、今日ウェストン朝鮮ホテルで次の日がホテルロッテですね。日本の人はロッテが韓国で一番、思ってる人、多いですけど、ウェストン朝鮮は西洋人のお客さん好んで宿泊する。だから、落ち着いた感じで上かもと思います。」

ウェストン朝鮮ホテルっす。

「うーん。俺っちにとったらトラブルは恒例行事なんで、前向きに考えれば二つのホテルが楽しめるし比較も出来るからラッキーかもしれないっすね。いいっすよ。問題無いっす。OKっす。」

「良かった。それでは、ウェストン朝鮮ホテルのチェックアウトは明日の昼ですが、ロッテにチェックインする前に私の携帯に電話ください。その時にあなた達の新しいホテルロッテの部屋番号を教えてあげます。」

「じゃ、電話番号をお願いするっす。」といって日本から持ってきた携帯を取り出すと友達は「それでかけれるんか?渋之介?」って目を輝かせながら聞いて来たっす。

「無理っすよ。だって圏外になっているっすからね。これは目覚し時計とメモ帖の代わりに使うんすよ。」

「にゃーるほど、ほどなる・ざ・わーるど!!・・・でも・・・、ヨーロッパみたいに広い地域で使えると便利だよねぇ…。」

「そおっすねぇ…。脱線してしまったっすが、ガイドさん番号をどうぞ…。」

まぁ、こんなやりとりの後にいつの間にやら東和免税店に着いたっす。

全員下車して30分の短い時間でのブランド品買い漁りゲームがスタートしたって感じっす。

今回のツアー参加者全員に竹塩石鹸がもらえたっす。

また免税店の値札はドル表示っすから、円で支払うと今日のレートでは1ドルが132円になるっす。

ところが特別割引カードっての使うと1ドルが119円として計算されるっす。得っすね。

友達は頼まれていたバーバリーのバッグを探し求め、俺っちはトイレを探し求めたっす。俺っち最近めっきり物欲バロメータが落ちているんで洋酒のコーナーに行ったっす。俺っちが海外旅行に行く度に買ってくるレミーマルタン・エクストラもバランタインのピュリティも無くて意気消沈してしまったっす。

名古屋空港で買えば良かったっす。トホホ…。

さて、友達の方も悪銭苦闘していたっす。頼まれた品は日本限定モデルで日本でしか売っていないとわかり彼も撃沈していたっす。仕方ないので、似たようなデザインを探したんすが選んだバックは写真とは色も形も全く違う物なので本当に大丈夫なんすか?でも、特別割引カードを使い1ドルが119円換算で買えたからまぁ気に入られなくとも損失は少し抑えられたから問題無しと相変わらずいい加減な友達っす。

しかし、日本円の現金による支払いが原則なのと、全ての店で使える訳ではないという事がネックだったっす。ちなみにルイヴィトンの店では特別割引カードは使えなかったっす。

それでも、俺っちには切り札のロンドンで作ったビザカードがあるんでポンドをドル変換して買うほうが円で購入するよりは得そうなんでそっちを今回利用してヴィトンの財布に続き、システム手帳を衝動買いしてしまったっす。俺っちほどヴィトンが似合わない人間も珍しいんすが、いつか違和感のなくなる日を目指して思いっきり背伸び中っす。しかも、システム手帳は日本の休日が記載されているバージョンがあるにもかかわらず、フランスバージョンの方を選ぶあまのじゃく振りで店員も呆れていたっす。

集合時間になり、車に戻る途中で友達が免税品の引換券に記載されている内容と自分達が帰る飛行機の便と時間が違うことを発見したんでガイドさんに5分くらい遅れると告げると走り出したっす。俺っちのも恐る恐る確めると違っていたっす。仕方ないんで俺っちもガイドさんに告げて店へ走ったっす。ところが、日付さえ合っていれば飛行機の便も時間もあまり問題ないと言われたっす。この何ともいい加減というか曖昧さが大陸の人と島国の人の差なんすかねぇ…。俺っちと友達は少し不安になりながらもトボトボと車に戻ってきたっす。東和免税店からホテルまでは歩いても10分かからない距離なのですぐにホテルに着いたっす。

ウェストン朝鮮ホテルのロビーは何とも重厚な雰囲気があって一流ホテル独特のオーラが出ていたっす。ホテルの鍵はカードキーでドアノブに数秒押し当てると自動的に開くようになっていたっす。俺っち達よりさらにハイグレードなエグゼクティブフロアーってのがあってその階に行くにはエグゼクティブ宿泊者のカードキーをエレベーターのカードリーダーに押し当てないとエレベーターのフロアボタンが押せない構造になっていて、俺っち達パンピーが遊びに行けないようになっていたっす。何だか羨ましいような差別されているような変な気分のまま自分達の部屋に向かったっす。

部屋に入ると凄いと思ったっす。もしかすると東京ヒルトンクラスかそれ以上の高級感でちょっぴりビビったっす。バスルームなんかは大理石調で高級感があり、通常ならカーテンでシャワーの飛び散りを防止するのにここはガラスの扉なんす。だからカーテンの石鹸くさい匂いは皆無で衛生的に感じたっす。


また、部屋の中に置かれたテレビとサイドボードが重厚なデザインでリッチな気分になり、安心した俺っちは徹夜の疲れも有り、急に睡魔に襲われてしまったっす。


俺っちが寝ている間に友達は初めての海外旅行なので恐いもの無しなんで一人で24時間眠らない町の南大門市場(ナンデムンシジャン)まで出かけて行ったっす。大丈夫っすかねぇ…。でも俺っちは眠くて動けないっす…。

4~5時間後、友達は韓国の屋台で29歳のサムソン電気の社員で日本語ペラペラの人と出会い2件もはしごして来たし、楽しかったと言うんす。もしかして彼は俺っちよりも大物っすか?

彼は興奮気味で彼から聞いた面白い話を次々にし始めたっす。

『韓国って日本と一緒で差別があってキムとかリーってのは良い家系の人らしいよ。でも最近はお金で苗字の変更が出来るようになったから当てにはならなくなったんだって』

『観光客の多くは南大門や東大門ばっかしだけど、韓国っ子が集まって東京の渋谷みたいに賑やかなのは梨花女子大周辺なんだってさー』

『渋之介みたいに電化製品が好きな人は竜山(ヨンサン)電気街ってのがあるんだってさー、でも何で日本のガイドブックには載ってないんだ?変だよね。』

『南大門市場へ行きのタクシーは5000ウォンだったのに、帰りは深夜なのに2000ウォンだった。おいら騙されて悔しい!!でも、日本円なら300円程度の損だからまぁ安い授業料だったと思えば問題ないね。』

うぉー!!海外滞在経験者の俺っちよりも初海外のこいつの方が凄いっす。明日は俺っちも友達に負けないように頑張るっす。でも何を頑張ればいいんすか?

「俺っちは腹が減ったっす。ビール位は飲めっすよね。一緒に民族館に行くっす。」

「了解。腹一杯だけども頑張ります。渋之介殿!!」

ちょっと脂くどくて、かき揚風のチヂミだったっす。

ウェストン朝鮮ホテルのすぐ近くにある民族館という店は24時間営業なのでとっても便利だけどやや高く日本とあんまり変わらない値段だったっす。韓国のチヂミをトングとハサミを使って食べやすい大きさに切ってくれるんす。ビールとチヂミ以外のキムチは注文しなくてもついて来る前菜なんすよ。

食後、店を出たけど、まだちょっと飲み足りないからファミリーマートでビールを買いに行ったっす。

ファミリーマートなのに中でカップラーメンが食べれるんすよ。

韓国のビールって確かにアルコールがあるはずなのにグイグイ飲めちゃうんす。不思議なビールっす。ビール数本とおつまみとカップラーメン。飲んだ後のラーメンがまたうまいんで韓国の辛ラーメンを買ってホテルに戻ったっす。

海外旅行初日の夜は俺っちも友達も気が高ぶってほとんど寝れなかったっす。

次の日の昼、またミネラルウォーターを買いにファミリーマートに行くと昨日の夜中にレジをやっていたおばちゃんがまだ働いていたっす。このおばちゃんは不眠症か双子かどちらかしか考えられないっす。

ウェストン朝鮮チェックアウトまで時間があるんでシティバンクへ行くことにしたっす。ブッシュ大統領が来ているんで戒厳令と言っても良いくらいの軍隊や警官が出動していたっす。


シティバンクの前にも彼らがいて不信人物の俺っちは尋問されてしまったっす。相手は韓国語、俺っちはゼスチャーでシティバンクのカードを見せながら出金しに来たことをアピールして無事開放されたっす。

ところが、A.T.M.の入り口のカードリーダーに日本のシティバンクのカードを何回入れても開かなかったっす。しかし、英国のシティバンクのカードを入れたら一発でドアが開いたっす。何でなんすか?

イギリスポンドで10万ウォン。日本円で10万ウォンをそれぞれ出金して驚いたっす。なんと空港で日本円の現金を交換した時が一番レートが良かったんす。おかし過ぎるっす。更に驚いたのはロッテホテルの換金レートが今回の旅行でもっとも良かったんす。

気を取り直して町を散歩してたらワールドカップに湧きあがる韓国のオブジェを発見したっす。


そろそろ、チェックアウトの時間なんで足早にホテルに戻ったっす。

ウェストン朝鮮ホテルのチェック・アウトで小銭が少し足らなかったんで、お札を出そうとしたら「いいよOK!OK!」って会計のおねぇさんが言ってくれたっすが、日本なら絶対にありえないっす。こんな些細な事で俺っちも友達も感動モードに入ってしまい、次もここに宿泊しようとお互いに決めたっす。

ロッテホテルのチェックインまで少し時間があるんで昼食を食べる事にしたっす。

確か店の名は『ノビチプ』だったっすか?ちょっと忘れたっすが、焼肉のお店っす。ビールと危険な骨付きカルビとピビンバを注文したっす。ここの前菜のキムチやサラダは物凄い量で食べきれなかったっす。


韓国では日本のように狂牛病は恐れている様子は全く無く(「まだ、一件も韓国では狂牛病が出てないから大丈夫」と根拠があるのか無いのかわからないっすが自信たっぷりに店員は言っていたっす。)このように骨ごと焼くのが豪快でいい感じらしいっす。ココでもハサミで食べやすい大きさに切ってくれたっすよ。骨付きカルビは日本で言えばお頭つきの鯛みたいな感じかもしれないっすね。でも狂牛病騒動で骨の周辺が一番危険と言われていたような気が…(^^;)

ここでも、予想以上にたくさん飲み食いして日本の焼肉屋と変わらない値段になっていたっす。

でも、これだけたくさん飲み食いする人も少ないらしくお店の人は上機嫌で、キーホルダーもくれたし「電話をかけたいから両替して欲しいっす!」って言うと「この電話で掛けなさいよ。お金はいいからね。」って言ってくれたっす。

ガイドさんの携帯にかけるとロッテホテルの部屋番号を教えてくれたっす。迷惑をかけたからとアップグレードしてセミスィートの部屋になったっす。何だか気分は『わらしべ長者』っす。

部屋に入るとウェストン朝鮮ホテルよりもベッド二つ分だけ部屋が広くなっていたっす。大きなヘヤドレッサーもあり、カップルなら最高っすが、俺っち達には猫に小判状態っすね。部屋に荷物を置くとすぐに俺っち達は竜山電気街に向けて初めて韓国の地下鉄に乗車したっす。

韓国の地下鉄は500ウォン(日本円で50円くらい)と600ウォンの2種類しかなく、日本で言うリリーカードやオレンジカードは5000ウォンの定額券(チェンエックォン)を窓口でしか買えないので勇気を振り絞って慣れない韓国語で定額券を買うっす。自動改札にこれをいれた時にデジタル表示で毎回残高が表示されるので便利っす。

地下鉄に乗って竜山(ヨンサン)につくと田舎にある秋葉原って感じなんすが、ちょっとわかりにくい場所にあるっす。道ゆく人々は当然ながら日本語も英語も通じないので下手な韓国語とボディランゲージで聞きながら行く事になると思うっす。

ここの電気街は怪しいアジアそのものだったっす。そこらじゅうに違法にコピーしたと見られるビデオからゲームソフトまでが売られているし、コピー文化が根付いているんで複製用のCD-R等のメディアが氾濫しているっす。自分でコピーできないチビッコはこの店でコピーソフトを買い、自分でコピーできる大人はCD-Rで焼きまくるって図式が出来あがっているっす。

この国をはじめアジア市場はデザイナーズブランドからゲームや音楽そしてビデオまでが著作権無視のコピーが氾濫状態で恐かったっすが、韓国では「偽物」とか「コピーだよ」って正直に言って売っていたんでその点は評価したいと思ったっす。

それから、儒教の影響かどうかはわからないっすが、DVDやVIDEO-CDのパッケージは女性の乳輪までモザイクが入っていて日本以上に不自然で面白かったっす。俺っちが初期型のプレイステーション2で本当に違う国のDVDが再生できるか?不安だったんでリージョンNo.3の一番コピーっぽくなく、正規ライセンスっぽいDVDを試しに購入したっす。

ちなみに、家に戻ってちょっとエッチなDVDを再生したらリージョンNo.3のはずなのにALLリージョンだったっす。つまり世界中のどのDVDプレイヤーでも再生できるタイプだったんす。しかも、女優さんも男優さんもあきらかに演技なんす。やられたって感じで爽やかに興奮せずに爽やかな気分で見れるDVDに笑えたっす。

さて、竜山を後にし、続いて行ったのが東大門市場(トンデムンシジャン)っす。噂には聞いていたっすがここも24時間眠らない町で大音響で流行歌を流し、まるでコンサート会場に居る様だったっす。ここには多くの問屋街があったっすが、行った時間が遅かったんで元気に営業していたのは主に衣類関連の店ばかりだったっす。

試しにしっかりとした縫製の紳士用の黒い靴下を10足買ったら7000ウォン(700円前後)だったっす。日本なら職人の店の軍足に近い金額で紳士用の高級ソックスが買えるんで安いかもしれないっすね。もちろん、友達も俺っちもこの新しい靴下に履き替え今まで履いていた靴下は即ゴミ箱に捨てたっす(笑)。

お土産を入れるカバンを探していたら日本では考えられない場所で露天のカバン屋を発見したっす。どこで営業していたと思うっすか?歩道橋の上なんすよ。信じられないっすよね。ここで友達の隠された才能を俺っちは目の当たりにしたっす。昨日、南出門市場で知合った韓国人にちゃっかり韓国語での値切り方を教えてもらったらしく、物凄い値切り合戦をし始めたっす。

「ラージバック!!」(おおきなカバンが欲しいと店員にゼスュチャーを友達はしてるっす…。)

「イェー」(わかったと言って大きなキャスター付きバックを持ってきたっす。)

「*+&%…」(店員にいくらなの?と聞いているらしいっす…。)

20000ウォン」(店員は親切に電卓に数字を打ち込んで彼に見せているっす。)

10000ウォン」(彼はその半額の金額を打ち込んでその金額を見せたっす。)

「???」(店員は走ってキャスターの付いていない違うバックを持ってきたっす。)

「*+&%…」(店員にいくらなの?と彼は再び聞いているらしいっす…。)

8000ウォン」(店員は電卓に数字を打ち込んで彼に見せているっす。)

「イェー!OK!OK!」(あんまり安過ぎるんで値切る気も失せたと彼は後日語ったっす。)

結局、彼は横1mで縦が60cmくらいの黒いカバンを800円前後買ってしまったっす。さすがお店のオーナーだけあって値段交渉は彼には勝てないと思ったっす。また、環境や言語への順応力も高くどちらが初めての海外旅行なのかわからなくなってきたっす。悔しいけど今の俺っちでは太刀打ちできないっす。

歩きつかれて再び地下鉄に乗ろうと思ったら迷ってしまい、タクシーを停めようと思ったら横に地下鉄の入り口があったんで、タクシーはやめて再び地下鉄でホテルまで戻ったっす。時間はもう夜の9時を越えていたっす。ロッテホテルの10階の免税店を見に行ったんすが、とっくの昔に閉店していたっす。仕方ないんで荷物をホテルの部屋に置いて晩御飯を食べに再び明洞(ミョンドン)に出かけたっす。

行った店は確か『栄養参鶏湯(エイヨウ・サムゲタン)』という店(似たような名前の参鶏湯の店がいくつかあったんで忘れてしまったっす。申し訳ないっす。で2Fまで階段を登り閉店間近だったが、ギリギリセーフで入店できたっす。今日は歩きつかれていたんで一番高い黒い色の鶏の参鶏湯にしたっす。例によって前菜にキムチ・カクテキ・ニンニクの3品が出てきたっす。しかし、ここのキムチは絶品でまろやかな辛さで甘味さえ感じる気がして探し求めていたキムチを遂に発見した感動を覚えたっす。メインの参鶏湯も疲れが吹き飛ぶくらいにうまくて高麗人参が今日の疲労を癒してくれるような気がして俺っちも友達も無口になって必死に食べたっす。閉店間近だったのとあまりのおいしさで感動した時は撮影すらも忘れてしまうんで残念ながら写真はないっす。すまないっす。

そういえば、『栄養参鶏湯』の店をキョロキョロと探していると、いかにも堅気ではないおじさんが日本語で「何か探してるの?」と尋ねて来たっす。俺っち達は直感で怪しいと思ったんで、「別に大した事ではないんす。」と言いながら、怪しくない人が前方に現れたんでその人に「すんませんがユネスコビルってどこっすか?」って聞くと他のターゲットを求めてそのおじさんは行ってしまったっす。

食後、ホテルに戻り今日あった面白い出来事を二人で数時間、語り合いながら、寝たら起きれないとの意見で合意したんで・・・夜中の2時だというのに再び町に出かける事にしたっす。

ロッテホテルの一階のエレベーターですれ違ったのはさっきの「何探してるの?」のおじさんでロビーには一目でコールガールとわかる若い女性が5人位座っていたっす。つまり、さっきのおじさんは日本人観光客にコールガールを斡旋する人だったんす。

また、ホテルの入り口に着けてあったタクシーがゆっくり近付いて来て「可愛い女の子の居る所に10万ウォン(約1万円)で連れて行くよ!」と話しかけてくる始末で、ホテルまでもが暗黙の了解をしている感じがしたっす。

南出門市場(ナンデムシジャン)はホテルロッテから歩いて10分くらいの場所にあるっす。友達は昨日、タクシーで行ったっすが、「こんなに近いとは思わなかったよー」って驚いていたっす。この市場はブランド品の偽物の店と韓国海苔や衣類を扱った店が多くて店員の呼びこみが最高に笑えたっす。

「うちの商品は全てが偽物。しかし、本物と区別ちゅかない幻の品ね。だから、とっても安いよ。買わないと損ね。どうか、ゆっくり見ていってよー」

俺っちと友達はひやかしで「本物は一つもないの?」って聞くと…。

「お客さんさっき、ぽくの言った事、聞いてないの?全て偽物。本物、ひとちゅもないよ。だから、安いのよ。」

「だって偽物は空港で没収されちゃうっす(笑)。楽しかったっす。ありがとっす」

「えー。もう帰っちゃうの?また、来てねー」

そんなやり取りを時々しながら友達とゆっくり色々な店を回ったっす。

南出門市場は東出門市場に比べると、とても小さいので数時間で2周くらいしたっす。だんだんお腹がすいて来たんで通る度に満員だった一軒の店に入ったっす。他の店に比べるととっても人気があるんで外れる事はないだろうと思ったっす。

日本語はほとんど通じないけど日本語のメニューが壁に貼ってあったんで指差して、缶ビール二つとビビンバ冷麺と海苔巻と韓国風のうどんを頼んだっす。

韓国風のうどんは温かいうどんにコチジャンを入れた感じで美味しいけどとっても辛く感じたっす。ビビンバ冷麺は冷たいんであまり辛さを感じなかったっす。麺の歯ごたえは抜群でとっても美味しかったっす。韓国の海苔巻の海苔はもちろん韓国海苔で塩味とごま油がついていて不思議な味だったっすね。中の具は漬物っぽいけど、この海苔巻との相性は良くおいしかったっす。値段も今までの店の中で一番安かったような気がするっす。

 

食後にお土産を買う事になり、やっぱ韓国来たら韓国海苔っすよね。

お店の人は全ての韓国海苔の試食をさせてくれて、お店の人が自信を持って勧めキャッチフレーズが「韓国で一番美味しい海苔」というのと、「キムチ味の付いた不思議な味の韓国海苔」をそれぞれ買ってみたっす。サービスで音の出る飴をくれたっすが、良く見るとふつうの飴に不器用な人がカッターナイフで切りこみを入れただけの工夫で音が出る飴と付加価値をつけて値段を上げて売っていたのに俺っちと友達は気付き大笑いしながら歩いてホテルに戻ったっす。

また、例によってコンビニエンス・ストアで大きな缶ビールを買い込んだのは言うまでもないっすよね。但し、韓国でコンビニは違う呼び方なんで場所を訪ねる時はセブン・イレブンとかファミリーマートと言わないと多くの韓国人はわからないんで気を付けた方がいいっすね。

せっかくのセミ・スィート・ルームっすがビール飲みながらソルトレーク・オリンピックのハイライト・シーンを見て、眠気と戦いながらお互いに寝ない様にどうでも良い話をしたりシャワーを浴びたりして時間が来るのを待っていたっす。

友達なんか少しでも荷物を軽くすると言いながらセーターを小さなゴミ箱に捨て、俺っちも今日履いた靴下を捨てるっすと言ってゴミ箱に投げ入れたら中からセーターが膨らんで靴下があふれそうになりそれを見て友達は…。

「ロッテの従業員がこのゴミ箱みたら絶対に笑うよねー。ならさ、もっとロッテの従業員を笑わせようよ。」

「いいっすねー。じゃ、さっき買った大きい缶ビールを冷蔵庫に入れて従業員にプレゼントってのはどおっすか?」

「いいねー。いいねー。それから、飲み掛けの缶ビールや食いかけのキムチ味海老せんも机の上に置いたまま片付けずにそのままにして帰ろう」

「何か心配っすねー。次に泊めてもらえないんじゃないすか?」

「そのご褒美に渋之介からのロング缶ビールがあるんだから怒らないないって…。他のビールや飲み物は全部ショート缶だから一発でわかるって…。それに俺ってADHDだから仕方ないの…。」

「都合の良い病気っすね。じゃ、俺っちもADHDの仲間になるっす。」

そんな話をしていたらAM6:00にいきなり電話がかかって来たっす。この部屋盗聴機でもあるんすか?

友達が電話に出たっす。電話の主はガイドさんだったっす。

「もう、起きてます?あと一時間で出発ですよ。」

「もう、俺達待ちくたびれてるから問題無かったら一緒に空港まで乗せて行ってよ。」

OKですけど、急いで下さい。6時10分に出発予定だから。」

「了解。了解。すぐ行くよ。」

「何だったんすか?モーニングコールだったんすか?」

「渋之介!今すぐ荷物持ってロビーに集合!行くぞ!!」

「へ?話が見えないっす。俺っちまだ準備してないっすよ。」

「いいから、急げ!」

半ば強引に決められ急いで支度したもののロビーに着いたのは6時20分だったっす。

結局、本当に片付ける暇が無くて、テーブルの上はそのままだし、ロング缶のビールも入れたまま来てしまったっす。

「もう、遅い10分の遅刻!!」

「すまないっす。」(俺っちはガイドさんに部屋の鍵を渡したっす。)

「早くバスに乗って!他のホテルで待ってる人達がいるからね。」(俺っちは走ってバスに向かったのに友達はガイドさんとホテルとのやりとりをしばらく眺めてからバスに来たっす。)

バスに乗ったら、すぐに出発し約10分後に次のホテルに到着したっす。何だかヤンキー風の4人組みが俺っち達の前に乗り込んで座り不平不満を言い出したっす。

A「何かさー。ホテルのロビーで40分も待たされて、超ムカついたよねー。しかもさー、やっとバスに乗れたと思ったらまだ来てない奴がいてさー。今、起きたんだってー」

BCD「うっそー?信じられん奴等だねー。男かな女かな?」

A「きっと女じゃない?これならさー、もっとゆっくり寝れたじゃんねー。」

BCD「その通りー!」

A「アタシさー遅れてきた奴等が謝らんかったら殺すよー」

BCD「あたしもー!!」

A「しかも、ゆっくり眉毛なんて書いてても殺すよー」

BCD「あたしもー!!」

そんな話をしていたら15分後くらいに化粧すらせず、眉毛の無い2人組みの女性が「遅れてスミマセンでした」と言ってバスに乗り込んできたっす。

A「小声で…。謝ったし眉毛も書いてないから許すー

BCD「あたしも…。

遅れてきた二人組みは北海道の千歳から来た女性で友達一人の具合が悪くて困っている時にガイドさんから電話があったとすまなそうに言っていたっす。遅れたのは確かに悪いっすが、このヤンキー風の言葉を使う4人組みの態度は同じ日本人がら恥ずかしいと思ったっす。

空港に向かう途中で食品市場でキムチや韓国海苔等のお土産を買う予定だったので寄ったっす。

ここでは逆にあの4人組みが全く焦る様子も無くゆっくり自分達のペースで買い物をしていたんで更に遅れたっす。

「他のお客さんには内緒だよ」と言ってガイドさんがホテルが確保出来なかった件で迷惑をかけたお詫びだと言って韓国海苔とキムチのお土産を俺っちと友達はそれぞれもらったっす。

やっと空港に到着したっす。友達が「あー!お土産にもらったキムチと海苔バスに忘れたー!面倒臭いんで諦めようっと!なぜならADHDだから…。」と一人突っ込み一人ボケをしていたら運転手が彼のお土産を持ってガイドに渡していたっす。

彼はガイドに突っつかれながら「しっかりして下さいね」と言われていた様子っす。

預ける荷物の無い俺っち達は他の人達の搭乗手続きが済むまでベンチで座っていたっす。

「あれー?あの運転手、バスの中に捨ててきた靴下をお土産の袋の中に入れてるー。お土産臭くならないかなー」

「靴下をホテル以外にバスにも捨てたんすか?信じられないっすー。」

「仕方ないでしょ。ADHDだから…(笑)。」

「もう、俺っちもADHDになりたいっすよ…。」

そんな話をしていたらガイドさんがやって来たっす。

「やっと一段落ついたから、一緒にお茶でもしませんか?時間あるでしょ。」

「いいっすねぇ…。俺っち達は問題ないっすよ。多分、時間までボーっとしてるだけっすからね。」

「それじゃ、上にいきましょう。」

上のカフェにゆくと、美形のウェイトレスが韓国語で「何にされますか?」と言っているようだったっす。俺っちと友達はガイドさんに欲しいものを伝えると通訳してくれてウェイトレスに告げたっす。

普通の世間話の間に本来なら聞いては失礼な突っ込んだ話を織り交ぜたっす。

「嫌なお客さんって良くいるんすか?」→「さっきの4人組みの女性はかなりわがままで大変でしたね」

「過去にあった凄いわがままは何すか?」→「ロッテホテルが予想よりも悪いって怒鳴るお客さんがいて仕方なくアップグレードした事あります。」

「ガイドさんの持っているプラダのバックって本物なんすか?」→「もちろん偽物(笑)。」

「ソウル市内の家賃ってどれくらいなんすか?」→7万円から10万円くらいね。」

「日本のように礼金敷金ってあるんすか?」→「最初に敷金をたくさん払えば家賃はいらないし、敷金が安ければ家賃がいくらかいるシステムね。でも最低200から300万円は必要ね。」

「韓国って割り勘と言う文化が無いと聞いたんすけど、毎回最年長者が払うんすか?」→「いつも同じ人が払うと悪いので最近では年下でも時々は出して順番におごったり、おごられたりを繰り返す感じね。でも、やはり年長者の方が出す割合は多いみたいね。」

そんな世間話をしている間に時間は来てしまったっす。

俺っちは手持ちのキャッシュがほとんど無かったんで友達に借りて全額払おうと思った瞬間に友達は「ガイドさん今日はごちそうさま。今日はガイドさんに出してもらって良いですよね。次回来た時はウェストン朝鮮ホテルの地下のバーでおごります。」って電光石火の早業で言ってしまったっす。

「えっ?えー、もちろんOKよ。再会が楽しみね。」「それで、いつ頃また韓国に来るの?」

「そりゃ、もちろん旅行代金が安くなるワールドカップが終ってからです(笑)。」

 

俺っち、その時は友達がどうしてそんな行動に出たのかさっぱり見えなかったっす。でも、帰りの飛行機の機内で聞いてみたっす。

「何でガイドさんにおごらせたんすか?」

「だって、彼女も言ってたじゃん。交互におごったり、おごられたりって…。」

「そうっすけど…。」

「それが、本当か確めただけだよ。正直あれっぽっちのお金は全然おいらは痛くも痒くも無い金額だけどね。彼女が自腹なら当然、痛い金額だけど旅行会社ってのは迷惑をかけた客の接待費の枠があってその範囲内なら領収書さえ渡せば返してもらえるの。」

「ふーん。そうなんすか…。」

「だから、おいら達がおごって、後で彼女がウェイトレスに領収書を再発行してもらったらどうなると思う?」

「まさか?それって不正じゃないすか?」

「そんな事はしないと思うけど、やろうと思えばできるよな。それから、ロッテホテルのチェック・アウトの手続きをおいら達で無くガイドさんがやったのを覚えてるか?渋之介はガイドさんに鍵を渡して急いでバスに乗り込んだけどおいらはしばらく見ていたんだ。そしたら金銭のやり取りがなく書類だけだったんだよね。つまり、会社側が全額負担をしているって事になるから、本来は払わなくて良いお金をおいら達はウェストン朝鮮ホテルでチェック・アウト時に支払った可能性があるんだよね。」

「あの短いやりとりの間にそんなに考えていたんすか…。恐ろしい奴っすねぇ…。」

「伊達に商売やってる訳ではないよ。でもADHDなんでだらしないけどね(笑)。」

「俺っちもADHDになって見習うっす。」

「だから、ADHDと商売のやり取りは関係ないって…(笑)。」

「もし次回、韓国に来た時は本当にホテルのバーでおごるんすよね。」

「もちろん。もし、もっと信用できると思ったら韓国と日本との貿易会社を将来設立したらビジネスパートナーになってもらうかもしれないしね。」

「そおっすか。それを聞いて安心したっす。」

これで、2泊3日の韓国旅行は何事も無かったように幕を閉じたっす。

韓国から帰国して10日後に韓国から一通の手紙が届いたっす。韓国の旅行会社の社長が今回の旅行でロッテホテルを確保出来なかった謝罪とこれに懲りずにまた韓国に来て欲しいという内容の手紙だったっす。俺っちは初めてツアーを利用したんで良くわからないっすが、自分で手配するよりも安く、しかも親切丁寧なんで驚いてしまったっす。

 

度々出てきたADHDというのは精神的な病で無気力感や集中力が欠如して部屋を片付ける事も出来ないし包丁で物を切ると必ずと言って良いほど手を切ってしまう最近増加傾向にある現代病らしいっす。

久しぶりに書いたんで小学生の日記の様にだらだらあった事を並べただけになってしまったような気がするっすが、長いのに最後まで読んでくれて嬉しいっす。

それじゃ、さらばっす。

12月31日、最初は3人で寂しくパーティーをしていたんすが、2人来て、更に3人来たんで8人になってしまったっす。

本当は映画を見る予定だったんすがほとんどの映画館が3時で終了だったんで、結局は見れなかったっす。

この日はミレニアムドームのフィナーレーでグリニッジ近くではたくさんの花火が上がったそうっす。

寒かったんで、俺っち達3人は家でふてくされながらビールを飲んでいたっす。

でも、最終的に8人になってしまったので、俺っちがフランスから買ってきた大きな赤ワインも数分でなくなってしまったっす。


日本のe-mailフレンドが『トラファルガーのカウントダウンはキスの嵐らしいよ』の羨ましくも不確かな情報で俺っちは「皆が行かなくても俺っちは一人でも行くっすからね♪」とスケベ之介は断言していたっす。

PM11時ごろ、あいにくの雨にもかかわらずに、この8人グループでトラファルガーのカウントダウンに行って来たっす。


行ってビックリ物凄い人でおしくらまんじゅう状態だったっす。ギリギリ、5分前にネルソン提督(昔、ナポレオンと間違えて妹に笑われたっす)の近くまで行けたっす。

『ティーチャーズ』というブランドのウィスキーをみんなで回し飲みしながら、新年を待っていたっす。でも、知らないうちに新年になっていて周囲がお互いにハグし合っているのを見てやっと気付いたっす。思ったより、あっけないカウントダウンだったっす。

でも、良く見ると、Happy new year !!」とお互いに言い合って全く知らない人と次々にハグして両頬にキスし合うんすね。

驚いたっす。俺っちもなるべく可愛い子をセレクトして2人にしたっす。

一緒に行った友達なんか調子に乗って口にダイレクトにキスしまくっていたっす。

俺っちはちょっとできなかったっす。羨ましかったっす。

もっとベロベロに飲んでいけば良かったと少し後悔したっす。

ところが、この人ごみの混乱に乗じて俺っちのグループの8人中2人が財布を取られてしまったっす。

財布をとられた人はジャケットの下にポシェットを入れていたのにチャックが開いていたっす。

もう一人は後ろのポケットに入れておいたのをすられていたっす。

電話をかけに向かう途中で、俺っちのフラットメイトの友人の韓国人の女性と偶然にも再会したっす。彼女は俺っちのフラットメイトのお友達で偶然に台所で会った時に一緒にポルトガルのワインを飲んで写真を撮っただけなんすよね。でも、ポートワインにマンダリンオレンジをご馳走してくれたんで俺っちは彼女の写真をプリントアウトしてあげたら凄い喜んでくれたっす。

そんな小さな縁だったっすが、あれだけ多くの人ごみの中で出会うなんて信じられない偶然で嬉しかったっす。

財布を盗まれた2人はカードが使われないように大至急、電話してストップさせたんで財布と中身だけの損害で済みそうっすが、後味の悪いカウントダウンになってしまったっす。

この事故が無かったら、次々に行き交う人にHappy new year !!」と言ってハグしてキス出来たのに…。少し残念っす。

それでも、これだけ大勢の人がいたにもかかわらず、フラットメイトの友人に再会したり、俺っちがHappy new year !!」とハグして両頬にキスした2人の女性に再びチャリングクロスの駅近くで逢って再開を祝してまた「Happy new year again!!」とお互いに言い合って再びハグしてキスしたっす。

財布をすられた人には申し訳ないっすが俺っちはすっかり幸せモードだったっす。

行きの地下鉄は有料だったすが、帰りは無料だったっす。

ロンドン交通も粋な事をしてくれるっすね。

でも、知らない俺っちは1週間分のLTカードを12月31日の日付で買っていたっす。ドジっすねぇ(笑)。

AM3時頃、家に戻って飲み直していたら、幸運にも後ろのポケットに入れておいたのをすられた本人宛てに電話がかかってきたっす。

ところが、英国に長く住んでいるランドロードは「電話をかけてきた本人がピックポケットの可能性もあるから警察に届けてから相手に会った方が良いよ」とアドバイスしていたっす。

この話が真実なら出てきても素直に喜べず、とっても恐い国だと思ったっす。

殺人こそは少ないけど、軽犯罪が世界一と言われるだけのことはあると変な事に感心してしまったっす。

できれば、電話をかけてきたモハメッドと名乗る男性が良い人であることを祈っているっす。

良い事も悪い事もあったっすが、一生の想い出に残るカウントダウンだったっす。

もし、トラファルガーに来ていたら俺っち達に出会っているかもしれないっすねぇ。

偶然と運命的な出会いに乾杯っす!!

通勤ラッシュの時間帯にウォータールーに行くために地下鉄のノーザンラインに乗ろうと思った矢先にタイミング良くすぐに電車は来たっす。

しかし、どの車両も満員で大変だと思っていたら一両だけガラガラの車両を発見したんで大荷物の俺っちは迷わず走ったっす。

電車に飛び乗ると『オー・マイ・ゴッド・シーット!!』物凄い匂いが車内に充満していたっす。

良く見ると一人のホームレスっぽい男の周囲3mに人がほとんどいないのに気づいたっす。

彼は靴を脱いでいて足をこすり合わせて不適な笑みを浮かべ正面だけ見ていたっす。

次の駅に着くと最初の俺っち同様、空いているエリアに次々と人が入ってくるっすが、匂いに気付くと皆、Uターンをして彼から離れるっす。まるで、トイレで性別を間違えたかのごとく素早く見事なUターンなんで思わず俺っちも笑ってしまったっす。

しかし、彼は皆に思いっきり嫌がられているにも関わらず不適な笑みを浮かべ平然としているんでその神経の図太さにも参ったっす。

彼の正面に我慢して座っている女性が凄かったっす。

時間と供に眉間のシワが深くなっていくっすー。

あまりの臭さに口で息をしているのが良―く解ったっす。しかし、遂に耐えられなくなって5分後に俺っちの横に移動して来たっす。俺っちは心の中で努力賞とつぶやいてしまったっす。

誰も彼を注意もしないし、近寄る事も出来なかったっす。恐るべし『臭いダーマン』。

そんな彼ともウォータールーまでだったすが、1時間以上にも感じられる辛く臭く長い時間だったっす。

ウォータールーでは軽く朝食をとって、すぐにユーロスターの改札に向かったっす。地下鉄と違って入れたチケットを入れた場所からまた、チケットが戻ってくるのに、いつもの地下鉄の癖で進んでしまいストッパーにぶつかってしまったっす。誰にも笑われていないのを確認すると何事もなかったかのように涼しい顔をしてどういう訳か知らないっすが『ヴィバルディの春』を口笛で吹いてしまいチケットを取りだしゲートを通過したっす。

ユーロスターの改札口っす。

自動ドアを通過すると空港同様、すぐに荷物のX線チェックだったっす。

空港のような豪華なデューティーフリーショップを想像していたのに小さなしょぼいショップばかりでお酒もタバコも見当たらなかったっす。しかも、下手をすると駅の売店よりも高い店ばかりで焦ったっす。がっかりっすー。

いよいよユーロスターに乗りこもうとするといきなり、「まだ、準備が出来ていないから待て」と言われ後発のブリュセル行きのユーロスターに先を越されたっす。出発10分前にやっと入れたっす。車内は新幹線よりもやや広くフットレストや大きなテーブルもあったっす。周囲の設備をキョロキョロ見渡していたらいきなりゆっくりと動き出したっす。まるで高級な乗用車のように揺れがほとんどなくてゆっくりに感じたっす。それも、そのはずロンドン市内は徐行運転だったんす(笑)。

ロンドンをいつのまにか抜けて牧場や牧草地に入っていたのにロンドン市内の徐行運転のような静かさでほとんど無い振動に驚いたっす。途中、大きなラグビーグランドが今回の大雨で水没している地域があったっす。ラグビーゴールの水平のバーが水面から1m程の所にあり、水中に何m沈んでいるかと思うと寒気がしたっす。

ユーロスターは海底トンネル手前に到着すると5分から10分停車していたっす。

不意に動き出すと20分間も暗闇の中だったっす。

『海底トンネルを抜けるとそこもイギリス同様の農村地帯だったっす。』

本当は川端康成の『雪国』のような大きな変化を期待していたんすが残念ながら同じ景色だったっす。

農村地帯や牧草地帯の連続で眠くなってきたので、俺っちは寝る事にしたっす。

終点だからスリさえ気をつければ熟睡できるっすからね。

問題は電車よりも駅らしいので今のうちに充電っす。

ウォータールーから3時間後にやっとパリの北駅に着いたっす。

ディズニーの102ユーロスターっす。

時差の影響でフランスは1時間進んでいるので4時間になるっすかね。

駅に着くとトイレに行くといきなりフランスのお金が必要だったす。

でも、フラン(現在はユーロっすね。)が無かったのでA.T.M.を探したっす。

4台目でやっと使えるA.T.M.に巡り合ってお金をおろし財布に入れる瞬間に乞食が「同情するなら金をくれ?」と言わんばかりに何処からともなく現れたっす。イギリスとは比較にならないほどスリが多いと聞いてはいたっすが、スリ以外もキャシュコーナーや両替所の近くで座り込んで隙を伺っている者が数人はいたっす。

あらかじめ友達に聞いてなくて、日本国内旅行の気分で写真を駅で撮っていたら多分すられていただろうなぁ…と思ったっす。

トイレに行くか待ち合わせ場所のカフェに入るか悩んでいるうちに友人は来たっす。

とりあえず、お腹が空いていたんで駅の2階のレストランでクスクス(モロッコ料理らしいっす。)の上にサーモンが乗っているのを食べたっす。

当たり前なんすがメニューは全てフランス語で、ウェイトレスもフランス語で話すし、デザートはロンドン同様の激甘だったす。

駅のレストランは評判通り可も無く不可も無くだったっすが、料金はやや高かったっすね。

フランスの地下鉄は更に危ないので気を付ける様に注意されたっす。

フランスは10枚綴り(カルネ)の回数券を買うのが一般的でこの回数券はケーブルカー・バス・地下鉄全てに共通らしいっす。

改札で教えてもらった通り「アン・カルネ・シル・ヴ・プレ」って言うと10枚綴りの回数券が買えたっす。

「アン・ドゥー・トゥアー」ってバレリーナーが練習しているのを見たっすがフランス語で「1・2・3」の意味である事がこの日わかってしまったっす。「シル・ヴ・プレ」「お願いします」らしいので、「回数券を10枚綴りのセットでください」って意味らしいっす。勉強になったっす。

地下鉄を待っていて最初に驚いたのは線路の幅が異常に広いのと地下鉄の車両にタイヤが付いているんす。

友人の話によると脱線防止に線路幅を広くしたりタイヤをつけているらしいっす。世界で一番脱線しにくい地下鉄らしいっす。

パリの地下鉄にゃタイヤが付いてるんす。

友人はロンドンのSOHO中華街のような場所に住んでいて日本食らしいものは簡単に手に入る環境で羨ましかったっす。

ここの中国人は当たり前なんすけど流暢なフランス語を話すんす。英語は理解しているのかどうかは不明っすけど・・・。

友人のマンションは最初に番号入力タイプのオートロックで次は鍵を入れて回さないと開かないドアでイギリスでは1階の事をグランドフロアって言うんすが、フランスでは0フロアなんす。エレベータで最上階に行くと友達の部屋だったっす。1LDKでバスとトイレがセパレートのタイプなのに家賃は月額250ポンド位でロンドンの4分の1以下の家賃で羨ましかったっす。

友人は夕方から仕事があるので俺っちは家で留守番していたっす。しばらくすると友人の奥さんが帰って来たっす。夕食は彼女と近所の中華料理店に行ったっす。彼女はフランス人っすが日本語・英語・フランス語の3ヶ国語が流暢に話せるのでもちろん俺っちに合わせて日本語でお話しながら中華料理を食べたっす。ここはロンドンのワンケイ同様安くてうまいのに、とってもサービスマナーが良いので驚いたっす。この中華料理屋にはカラオケがあって中国人達が「おぉ、シャンゼリゼ」をフランス語で大熱唱していたっす。

食事の時に話題になったのがここが変だよフランス人だったっす。

『フランス人はぶつかっても謝らない人が多い』

『フランス人はエスカレーターで右側に寄らない』

『フランスはスリや強盗が多い』

『夜10時以降は女性は一人歩きが危険』

『各電車や駅に楽器を奏でる芸人が多過ぎ』

『警官の振りしてパスポートや貴重品を旅行者からかっぱらうグループもいる』

『地下鉄の駅も車内も汚くて臭い』

『フランス人は中国人と日本人の見分けることもできない』

『フランス人はアメリカはフランスの支店だと思っている』

『フランスが未だに世界一だと思いこんでいるから、英語を理解していてもフランス語で返答をする』

『他国から奴隷として連れてきた外国人(現在はフランス国籍)の方が生活レベルが上になると妬みが差別という形でしか表現できない』

『仮にアメリカが経済制裁をフランスに加えると農民(フランス人のほとんどが農民である)はアメリカ系列の店(マクドナルド等)を襲撃する』

『フランス人は話好きで何時間でも喋っている』

『ディズニーランドには行かないようにしている』等、俺っちは信じられなくって申し訳ないけど面白過ぎて笑ってしまったっす。

それ以外に興味深い事も言ってたっす。

『日本人はグループでは良い仕事を出来るのに一人になると何も出来ない。フランス人はグループもそこそこ仕事は出来るし、一人でも仕事はできる。日本人一人一人は水のような存在。フランス人一人一人は米粒のような存在』

うーむ含蓄のある言葉っすねぇ。

米粒は一粒でも米粒っすが、一適の水は染み込んだらなくなってしまうか、蒸発してしまう存在感が薄いって事っすかねぇ…。

しかし、俺っちは一通り話しを聞いて思ったっす。

何だかフランス人は阪神ファンの関西人にそっくりなような気がするっす。

阪神ファンは良く他の球団のファンと喧嘩をするみたいっす。

例え、万年Bクラスでも絶対に見捨てない、優勝する事を信じているっす。

愛すべき頑固者かもしれないっすね。

初日はこんな感じで、めまぐるしい一日だったっす。