政権交代の無い民主政治は実質的に独裁政治と大差ありません。


政権交代を訴えている立憲民主党は、前回の参議院選挙で辛うじて最大野党のポジションを確保しましたが、とても満足できる結果ではなかったでしょうね。

 

現在の立憲民主党の主要メンバーは2009年~2012年の旧民主党政権で中心的役割を果たしてきた人物がほとんどです。

3人の首相が誕生し、ほぼ1年交代で3年間政権を担当して消滅しましたが、これが予定の進行だったとは思えません。


政権を失ってから公式な反省も総括もないまま、旧民主党の残党が看板を掛け替えて再び政権交代を唱えているような体たらくぶりに見えます。


他党との選挙協力で、一定の成果が得られたからといって、全国規模で同様の成果が得られるとは思えません。


政権奪取のためには、他党との選挙協力より以上の『将来ビジョン』を示すことが必要でしょう。


内閣不信任案を出すだけでは国民の信頼を得るのは難しいではないでしょうか。

このままでは『時の自民党政府に反対しただけ』という印象の旧社会党と同じ運命を辿るような気がします。


2大政党による政権交代の夢は遠のくばかりです。

 

なお、民主党政権については以下を参照して下さい。

【16】 民主党政権(1)https://ameblo.jp/shibui-shibuo/entry-11037181512.html

【17】 民主党政権(2)https://ameblo.jp/shibui-shibuo/entry-11037818553.html

【18】 民主党政権(3)https://ameblo.jp/shibui-shibuo/entry-11038912544.html