DM4(遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記)といえば、強引な3バージョン別商法に同梱カード商法を絡めたクソゲーとして悪名高いゲームです。

内容としても3バージョン分けが「特定のバージョンでしか使えないカードがある」という単にプレイヤーを不利にするだけのクソ仕様、使用カードのラインナップが明らかに城之内有利、などなど多くの批判を浴びたゲームです。

しかしDM2〜3から引き継いだ特殊な融合システムがもっとも輝いているのは本作であると私は思っています。

DMシリーズにおける融合システムは、2つのモンスターを重ねることで融合ができ、「融合」の魔法カードは必要ないというものです。

さらに岩石族+戦士族=《岩の戦士》など、素材は種族等のゆるいものを指定しているものが多いことも特徴です。

今でこそOCG(現実のカード)でもゆるい素材指定の融合モンスターは増えましたが、当時としては革新的なシステムでした。

 

とは言っても前作のDM3では融合モンスターの多くが貧弱であり、わざわざ融合するよりも優秀な下級モンスターを用意して殴った方がいいバランスで、融合は序盤しか活躍しませんでした。

 

しかし本作では攻撃力・防御力が共に1350以下のモンスターのみが下級モンスター扱いになるという大幅な仕様変更が行われ、貧弱な融合モンスターが活躍するようになります。

 

流石に最高ランクの下級モンスター(攻撃力1350)を融合で用意することはできないのですが、次点の1300に関しては初期デッキですら作れます。

このシステムゆえに、腕前次第では初期デッキでも数回に一度はラスボスのペガサスに勝利できる…某サイトで、そのような紹介を見たのが、私がこの縛りを始めたきっかけでした。

ラスボスでさえ数回に一度倒せるのなら、それまでの敵など楽勝だろう…そう考えたからです。

 

大間違いでした。

 

私はまだペガサスにたどり着いていないのですが、おそらくペガサスには確かに数回に一度は勝てることでしょう。ペガサスには。

 

初期デッキで対抗する方法は大まかに分けて2つ。

1.融合でなんとかする。

2.召喚魔族(DMシリーズ特有の相性システム)でどうにかする。

 

ペガサスのデッキをネットで調べたところ、(無断転載になってしまうのでここでは載せません)ペガサスは確かに強力なモンスターを使用します。

しかし、彼の主力である白魔族のモンスターに相性のいい黒魔族は初期デッキに3枚入っています。

 

となると、初期デッキに1枚も入っていない炎魔族・幻想魔族を弱点とする森魔族・黒魔族を主力とする敵の方がよほど(初期デッキにとっては)怖いわけです。

 

具体的にはステージ2にいる、とある人物がこの縛りでの実質のラスボスとなるでしょう。

 

長くなってしまったので一旦切ります。

次回はステージ1の攻略か初期デッキの具体的な運用法を解説します。