皆さんお久しぶりです。
実は今年から新社会人となり、忙しい毎日を送っていました。
最近そんな生活に彩りが欲しくなり、Amazonプライムに加入。
せっかくなので、アマプラで見たドラマの感想でも書き残そうと思い、このブログのことを思い出したというわけです。
記念すべき第1回は『トリリオンゲーム』のドラマ版。
原作はビッグコミックスペリオールに連載されている漫画だそうです。
最初に簡単にあらすじを書くと、この話の主人公は2人。
1人目は、抜群のコミュニケーション力を持ち運とハッタリで世渡りをする「世界一のワガママ男」ハル。
そして2人目は、天才的な技術力を持つスーパーハッカーでありながら、コミュニケーション力に欠ける男ガク。
ハルがガクを誘う形で手を組み、株式会社「トリリオンゲーム」を運営して大金持ちを目指す…というのが本作のストーリーです。
ドラマ版『トリリオンゲーム』は全10話構成なのですが、半分の5話まですでに見てしまったので、一旦そこまでの大まかな感想を書きます。
次回からは他のブログでよくある形式に倣って、1話ずつの感想にしていこうかなと思います。
今回は5話まとめての感想ということで、エピソードごとの細かいあらすじは書きませんが、次回からは最低限わかる程度には書こうかなと思います。
まず、本作の序盤(ドラマ3話くらいまで)を見ていて思ったのが、ハルが活躍しすぎではないか?という点ですね。
本来ハルとガクは、2人で1人、互いに補い合っているから強いのだという描写がなされています。株式会社トリリオンゲームのライバルとなる大企業のドラゴンバンクにいる桐姫という実力者的キャラクターも、そのように言っていました。
にもかかわらず、序盤はハルの方が目立っている部分が多かった。
そもそも、ガクには「コミュニケーションが苦手」という明確な弱点があるのに対して、ハルにはこれといった弱点がありません。
そういうところやハルの目立ちっぷりもあって、相棒関係なのにバランス悪くないか?と思ったわけです。
しかし、その印象は4〜5話でいい意味で裏切られました。
4話では、ハルが無神経な言い方で傷つけてしまった協力者の桜を、ガクがフォローする様子が描かれています。
単に「コミュニケーションはハル担当」という分け方ではない、それぞれの良さが描写されていて良かったです。
さらに5話では、ハルが暴走。
限りなくクロに近いグレーな方法で資金を集めたハルが、全ての資金を持ち出し、芸能事務所を買収しようとします。
そこで初めて、今まではハルに頼っていたガクが自分の意思で動いていく。
そんな成長が描かれた時、私は気づいたのです。
私はこの作品は、あくまで2人が補い合って活躍すら物語だと思っていました。
しかしそうではなかった。『トリリオンゲーム』は、ガクの成長を描いたストーリーなんだろうなと気づいたのです。
時々入ってくる未来の描写で、ハルがいなくなった後ガクが1人で頑張っている描写がある時点でそれはもっと早く気づけた気もしますが…
とにかく、それを思えば、序盤はハルの活躍が多いのは意図したものでしょう。だんだんガクの成長と活躍が増えていくはずです。
各エピソードで少しずつ描かれるガクの成長や、ハルのはちゃめちゃな活躍に、ついつい引き込まれてしまう。いいドラマだなと思いました。
ただ、ホスト編だけは個人的にちょっと惜しかったかなと思うポイントがありました。
オチにもう一捻り欲しかったなと。
最終的に、ホストのNo.1がハルになるかどうかを分ける最後の決断が桐姫に委ねられるシーンがあります。
そこで、普通に桐姫がハルを選んで500万払って勝ち!というのは、なんの捻りもないなぁと思ってしまいました。
そもそも2話目までの桐姫は、ハル達の味方というわけではなく、ハル達を気に入りつつも自分のものにしようとしているという複雑な立ち位置のキャラクターでした。
それが、ここにきて単なる味方になっちゃったなぁ、みたいな残念さもあります。
まあ作品的には凛々(ここまで感想で触れていませんがトリリオンゲームに入社した真面目な女の子です)と同列のヒロインみたいな扱いなのかもしれませんが。
というところで今回はこの辺にしておきます。
5話目までまとめて感想を書いたのでちょっとチグハグというか、グダグダな感じになってしまいましたね。
6話〜10話はもう少し綺麗に感想まとめたいと思います。