京都では、町内でお地蔵さんをお祀りし、8月中旬から下旬あたりに地蔵盆という行事をします。
町内の子供の名前を書いた提灯🏮を飾り、お供えをして、子供たちとゲームをしたり、くじ引きや花火、宴会をしたりと大人から子供までが楽しむイベントです。
コロナ禍の際の地蔵盆なので簡素です↓
私の町内は65年くらい前にできた住宅地で、90件近くあります。その頃の人達がお地蔵さんを由緒あるお寺から譲ってもらい連れてきました。祠もたてて、しっかりお世話をしています。
お世話は、町内の全ての家が年に2回✖️(3日〜5日間)、お水変えとお掃除をすることになっています。お地蔵さんだけでなく、祠が設置されている公園のゴミ拾いや花の水やりもします。
そのお掃除で私の隣の隣の奥さんの話になります。
(隣の家は別宅があり、たまに泊まる程度なので当番から除外されています)
順番が私の前になるその奥さんは、毎回、私の当番の日の夕方にバケツなどの当番セットを持ってこられます。夜の時も。ほんとは朝に水換えなのに…。
そして当番の間、一度もやっていないと悪びれもせずに言います。その上、私にもしなくていいと悪い方に誘うのです。私がここに引っ越してきた20年前は、その方は50歳すぎで、今は70歳すぎの人です。常識は持ち合わせている年齢かと。
私はキッパリお断りして、しっかりお世話をしています。
そして、一番なんともいえないことが、その家のご主人の実家は、お寺さんだそうです
なんですとー!って思いません?
これは関係がないかもしれませんが、そこには娘さんと息子さんがいますが、ご結婚された娘さんは20年間一度も見たことがありません。息子さんは、京都では偏差値が高くて有名な高校を出られたそうですが、東京の就職先で心を病んでしまったそうです。15年くらいの間、毎日寝てる以外は深夜でも歩きタバコ、ときには缶ビールを飲みながら徘徊し続け、いろんな言葉を住人に投げかけ、近隣の皆さんは怖がられていました。過去にはパトカーが何度も呼ばれたそうです。表情は、ずっとニヤニヤされていて、体格も良いので怖かったです
私も「殺してくれ」と言われたことがあります
近所の奥さんは「殺してやる」と言われたそうなので、それよりはマシですが…。
目が合うと、私の家の前を何往復と行ったり来たりが始まります。
それも、坂田利夫の歩き方で
私の憶測ですが統合失調症かなと。
見た目は男前で、まだ若いのに、その奥さんは息子さんを病院に一度も連れていきませんでした。
正確には、途中まで行ったけど、嫌がるので帰ってきたと。
近所の人が言いに行っても、うちの息子は難しい本も読んでて優秀だと言い張ります。そして、実家のお寺の後継をする話が出てるくらいだと。(現実逃避なのかな?)
そして、炎天下でも歩き続けたことで熱中症でお亡くなりになりました。
そういうことが、お地蔵さんの掃除当番をしないことと直結しているとは思いませんが、当番の間、たった1日だけでもお世話をしたり、たった1度だけでも病院に連れて行ったり、ほんのちょっとで何か変わったんでは無いのかなとやるせないです。
重症度にもよるでしょうが、病院に行けば何か変わったかもと思います。
またはユタのような人に頼ったり、何かしら行動した結果、ダメだったのなら分かりますが…。
(統合失調症の方やご家族が全てこうだとは言ってません。単なる、その方のご説明です。)
足が不自由になる3年前まで、その方に捕まると、南座の顔見せに行かれてる自慢話や、お金は十分にあるのでいずれは京都の中心部に帰るつもりだなどの話を永遠と聞かされました。(京都人は中心部や上の生まれだということにステータスがあります)
すぐ横を無意味にニタニタしながら往復する息子さんのことを見て見ぬふりをして話を続けます。私は違和感しかなかったです。
近年は、ご主人が当番のバケツを持ってくるようになりましたが、相変わらずバケツやフキンなどはカラカラです。
私の祖母は、橋の下に祀られていたお地蔵さんのお世話を自らしていて、それによくついて行ってたので、そういう行いを見るのがなんともいえなくて…。
どんなに神仏を信じていなくても、当番くらいはこなす気持ちは無いのかなぁと…。
相手の気持ちになれば、現実逃避も分からなくもないですが、息子さんに対する愛、周りに対する愛にかけているなと思いました。
とりとめのない話になりましたが、そろそろ当番がくるころかなと思い、愚痴をこぼさせていただきました🙏