私は幼少期の頃から、母の影響で、スピリチュアルな世界は身近でした。

(母は信心深いのと、心が弱く依存性が高い)

母は、毎朝、神棚の前で般若心経や龍神祝詞、様々なご真言を唱えます。

夜は家の敷地の鬼門のところであげているようでした。

小さな家でしたので、私と兄の部屋に神棚があり、

毎朝それを聞きながら起きるような環境でした。

 

占い師?祈祷師?除霊師?などのたぐいの人に何人か関わってきました。

(特定の宗教に入ってはいませんでした)

その方達のすごいところ、またダメなところも、色々見てきました。

それについては、いろんな話があるので、また日を改めて。

そういう訳で、神様や眷属(けんぞく)は当たり前にいると思っていました。

 

中学生の頃、三重県に住む叔母が福井県の私の家の近所に小さな家を借りました。

たまに帰ってきた時に泊まる用の家にと。

私の家が小さいので、私と兄が普段は使っていいと言ってくれました。

その家は、借家でおじいさんが借りて住んでいましたが、

老衰で亡くなったようです。今でいう孤独死です。

その後リフォームして、また賃貸で貸し出したということでしょう。

その家で寝泊まりしだして、兄が何かの気配を感じるような事を言ってたと思います。私は、朝方に何者かが、何度か布団をかけてくれるのを見ました。

薄目を開けると、向こうに兄が寝ています。両親は別の家です。

姿は見ようと思えば見えただろうけど、気づかないふりをして目を瞑っていました。

 

実は、私が小学生の頃、ここで住んでいたおじいさんに、ものすごく叱られたことがありました。

友達と学校でドッジボールをして帰ってきて、ちょっとだけ投げ合った時に、

そこの家の植木鉢を割ってしまったんです。

とりあえず焦って謝りもせずに帰りました。

でも気になって、夜、母に打ち明けて謝りに行きました。

おじいさんは、すぐに謝らなかったことを叱りました。

ごもっともだったので、情けなかったです。

そんなことがあり、ばつが悪いのでおじいさんを見かけると、

逃げるように会わないようにしていました。

私が嫌いなはずでは?と思っていたので、脅かされたとしても

布団はかけないだろうと思っていました。

(少し話はそれますが、大人になって一軒家に住んでから、近所の子が

同じような事をしました。母親と後から謝りにきたのです。

男の子でしたが泣いていて自分を見ているようでしたので、

叱らずに許しましたが、大学生になっても、その子はばつが悪そうです。

なんだか、周りめぐって不思議な感じです)

 

話は戻ります。私には小学4年生からの幼なじみがいます。

その子は、当時かなり霊的体質で、幽霊を見まくっていました。

彼女との色々な話もあるので、これもまた日を改めて。

その友人がその部屋に来た時に、襖におじいさんの顔が現れたと。

おじいさんの話は教えてなかったので、やっぱそうかと。

でも、布団をかけてくれるんだし、害はないなとスルーしました。

それが初めて霊体験で、優しい霊だったので怖くなくて良かったです。

 

話の流れで次回は、その幼なじみとの出来事をお話ししますね。