三泊四日の京都旅行。
最終日は、朝イチで伏見稲荷大社で参拝。初午大祭の日にしか授与されない、「しるしの杉」を無事いただき、たくさんの狐様や、有名な千本鳥居をくぐり感激。
そして伏見稲荷大社の参道から、少し脇道に入った場所にある、伏見神寶神社でお詣りして、たくさんの龍を見て満足。
そんな私達が、京都旅行の最終日の最後の観光に選んだ場所…。
それは、普段は非公開文化財が、特別公開していた
泉涌寺
稲荷駅から一駅の東福寺駅で降り、そこから徒歩25分くらい(徒歩18分って書いてあるけど、近道でも無い限り、絶対無理だと思う)の場所にあります。
皇室の菩提所であり、鎌倉時代から江戸時代最後の天皇が眠る、日本で唯一「御寺(みてら)」と呼ばれる格式高い泉涌寺で、辰年に公開される雲龍図が観たかったため。
まずは、泉涌寺の一番奥に立つ
泉涌寺 雲龍院から。
こちらの特別公開は、「普賢延命菩薩像」
普賢延命菩薩は辰年の護り本尊様。
写真撮影不可だったので、雑誌から引用。
悟りの窓の横の床の間の掛け軸だったけど、丁度、団体客がたくさん到着して、ゆっくり拝観できなかったのが残念
悟りの窓
こちらは夫が写した 悟りの窓
同じものを写しても、全然違うのが面白い!
迷いの窓
蓮華の間。
4つの障子窓からは、それぞれ椿、灯篭、楓、松が見え季節を映す光景が見えます。
霊明殿
徳川慶喜寄進の石灯籠。
皇室ゆかりのお寺らしい“菊の御紋”を描いた砂紋。
龍淵のさやけし
かつてこの庭には大きな池があり、あの忠臣蔵でお馴染みの大石内蔵助が、その池を龍のすみか「龍淵」と名付けたそう。その後、池は無くなったけど、守り神の龍はこの地に留まっているらしい。
地下水なのかしら?綺麗な音色の水琴窟でした。
この他にも、とても珍しい「走り大黒天」や、本堂の襖絵「双龍風雷図」が常設展示されてます。
雲龍院では。素敵な庭園を眺めながら、お抹茶と和菓子もいただきました。
素敵な庭を見ながら、ホッとひと息つけるなんて嬉しい
泉涌寺
仏殿
奥に見えるのが、今回のお目当て、雲龍図のある
舎利殿
こちらの特別公開中の、天井画が見たかったんです!
狩野山雪画
撮影不可なので。雑誌から引用。
堂内で手を叩くと龍の鳴き声のように音が響くことから「鳴き龍」と呼ばれてます。
案内のガイドさんの説明を聞いてから、一人一人手を打ち鳴らします。
(確かに反響はしますが、大徳寺の法堂ほどの響くような共鳴音ではなかった。天候とか湿度とかコンディションの差もあるのかな?)
あらためて耳を澄まし、聴き比べると手を打つ音が、夫が誰よりも上手い!
夫よ。これから特技を聞かれたら、「響く柏手を打つこと」と言ってほしいくらい
こちらの舎利殿は、寛永年間に京都御所から移築された建物で、釈迦の歯(仏牙舎利)を安置するお堂。
雲龍図にちなみ、舎利殿は12年に一度の辰年など、特別な機会にしか公開されないそう…。
ところが、前日、急な思いつきで泉涌寺に来たため、「仏牙舎利」のことも「12年に一度」のことも、後日たまたまテレビを見ていて知りました
(私は俗物なので、貴重さが分かれば、有り難さが増して、より感銘を受けたはず。予習は大切だなぁ)
こちらのお堂には、楊貴妃観音と呼ばれる、聖観音像が安置されてます。
玄宗皇帝が亡き妃、楊貴妃の面影を写させて造像したと言われる、美しい観音様。
その美貌にあやかり、拝むと身も心も美しくなれるそうなので、蝋燭に火を灯し、美人祈願してきました。
パンフレットから引用。
1230年に南宋から請来した木像。
薄暗いお堂の中で観る仏像って、なんであんなに素敵なんでしょう。
宝物館も、源氏物語図屏風、素晴らしい仏像、皇室ゆかりの寺宝があり特別公開を楽しみました。
今回の京都旅行は、「京の冬の旅」非公開文化財特別公開と言う2024.1/6から3/18までの展示を中心に周りました。
こういったキャンペーンを楽しめたのは、とてもラッキーでした。
この雑誌、どんなガイドブックより参考になったわ!
とうとう京都旅行も終わり。
楽しかったオトナの修学旅行。
大満足でもあり(こうすれば良かった。)と反省しつつ、次への課題として、また京都に行きたいな。
その日が来るまで、バスの路線図や、地図を眺めながら、妄想旅行してシミュレーションしようと、心に決めました
泉涌寺を満喫したあとは、お腹も空いたし、バスで京都駅に向かい、ホテルのサービスセンターにキャリーケースを取りに行きました。(この荷物預かりサービスのおかげで、身軽に観光出来て良かった!)
遅めのランチは京都駅で。
洋食店にしようと思ったら、長蛇の列…。
近くの京料理のお店に変えて、待つことなく、ゆっくりお食事。
また食べたいと思ってた、だし巻き玉子や、鰊と茄子の炊いたんや、生湯葉や生麩、赤だし味噌汁が食べられて、京都らしいもので締めくくれて、かえって良かった
クーポン利用でドリンクサービスがあったり、店員さんも感じ良かった!
新幹線に乗る前に、お土産を両手に持ちきれないくらい買い、新幹線口にある「宝泉」へ。
本店では食べ損なった念願の「宝泉」
京しぐれ寒天
まめ豆茶と最中。
京都旅は、楽しかった!嬉しかった!美味しかった!
夫よ。
私の行きたい所、見たい景色、食べたいものを全部付き合ってくれてありがとう
最高の思い出が出来ました