9月8日(木)

 今日は「巧チャンネル」の収録。

 今回のテーマは「要人警護の抜本的な見直しを!」です。

 安倍元総理の銃撃事件は、後方の警戒に空白を生じさせるなど、まさに警護の初歩を怠る大失態でした。適切な対応があれば、結果を阻止できたはずです。まさに警察の信頼は失われ、日本の国際的イメージも損なわれました。

 このため警察庁は事件を検証し、その報告書を公開して、今後の見直し点を明らかにしました。

 例えば、地方での警護実施計画を事前に警察庁が確認・点検、警護の運用基準を定めた警護要則の改正、警備人員の増員と能力向上、装備資機材の高度化等々です。

 とにかく、これまでのような安易な前例踏襲から脱却して、態勢を根本的に見直すとともに、「警護のプロ」としての意識と技能を高めるべきです。

 要人警護に万全を期すということは、最終的に周りの一般の方々の安全を守ることにもつながります。

 今月末には安倍元総理の国葬儀、来年には広島サミットと、世界中からVIPが来日します。

 二度と失敗を繰り返さないよう、警察には一層の緊張感と使命感を持ってしっかり対応して欲しいものです。