5月23日(日)

 参議院の委員会で三原厚労副大臣・中山防衛副大臣が遅刻し、審議が止まるという事態が続きました。

 役所内の連絡ミスなどもあったようですが、遅刻はあってはなりません。

 両大臣はじめ関係者の猛省を促したいと思います。

 一方で、だからといって審議を拒否するのもいかがなものか。

 国会にかかる経費は約3億円とも言われます。

 全面的に審議が止まると、それだけの税金が無駄になります。

 会期末が近づくと、ややもすれば「抵抗野党」と言われる人たちは「日程闘争」を行い、与党にプレッシャーをかけます。

 令和になっても、「昭和の国対政治」は変わりません。

 しかし国会は本来、国民に選ばれた議員らが正々堂々と議論する場です。

 政府が提出する法案・予算等に問題ありとするのなら、対案を示して修正を求めていくことにこそ、エネルギーを傾注すべきです。

 特に「熟議の府」である参議院はなおさらです。

 その積み重ねがあってはじめて、「次は野党に政権をまかせてみよう」と国民が期待するはずです。

 我々維新は、今後とも是々非々を貫き、いいものは良い、不十分なら審議を通じてより良いものをめざしていく、このスタンスで頑張ります。