11月1日(金)

 昨日は参議院法務委員会で河井法相の大臣所信に対する質疑が行われる予定だったが、その直前に大臣が辞表を提出したため委員会は取りやめになった。

 わずか6日間で二人もの大臣が辞職せざるを得ない事態は、きわめて異常である。安倍総理は、今回の再改造内閣発足にあたって「安定と挑戦の内閣」と自ら命名したが、不安定極まりない。総理の任命責任が厳しく問われるのは当然だ。

 一方で、委員会直前に大臣が辞めてしまった法務委員会が取りやめになるのは仕方ないが、衆参すべての委員会審議を拒否する野党もいかがなものか。

 国会開会中でないと、法案等は審議できない。今国会内閣は当然法案を提出しているが、われわれ日本維新の会も「身を切る改革」関連法案を15本国会に提出している。我々の法案も含め、しっかり議論しようではないか。一日国会が空転すれば、多額の血税が無駄になる。大変もったいない話だ。

 来週以降国会は正常化する方向のようだが、令和になってもまだ「昭和の国会」をしていてはだめだ。