機中泊は何回も経験しているが、なかなか寝れないものである。しかも近くの席に生後数ヶ月の赤ちゃんがおり、ほとんど一晩中むづったりしていたので余計に寝付かれない。結局、機内で映画を見たり、書類に目を通したりしながら、しかも、エコノミー症候群にならないよう、それなりに気をつけながら、時を過ごすことに。           

 

 午前9時(以下現地時間・日本とは2時間の時差)、シドニー国際空港に無事到着。入国手続き等を終えて、空港の到着ロビーに。ロビーには、自治体国際化協会(通称クレア)シドニー事務所の金渕所長補佐と現地ガイドの渡辺さんが迎えに来られていた。午前10時20分、シドニー空港から車でまずは在シドニー日本国総領事館へ。オーストラリアは南半球なので、てっきり今の季節は真夏でかなり暑いのだろうと思っていたら、今年シドニーは、例年にない冷夏だそうで、大変涼しいのでびっくり。午前11時、総領事館に着き、早速高瀬副領事から、オーストラリアの農業情勢についてレクチャーを受ける。その後、粗総領事と農業問題を中心に日豪関係の現状と今後について意見交換。

 

 昼食後、午後2時には、ニューサウスウエールズ州第一次産業省シドニー事務所を訪問し、ブルックス副事務所長らと懇談。オーストラリアの食品安全問題の実状を説明をしてもらう。また逆に、温暖化が日本農業に与える影響についてなどの質問を受ける。午後4時30分、クレアのシドニー事務所に入り、池田所長からオーストラリアの地方制度や政治・経済などの概要説明を聞く。日豪間の捕鯨問題も話題に。オーストラリアの人もカンガルーなどを食べているわけだから、お互いに食文化の違いを認め合うべきではないかと実際思う。

 

 午後7時、宿泊するホテル内で夕食。でかい、でかい、ステーキが出てきて全員驚く。デザートも、量があり、かなり甘い。こんな食事をしているから、オーストラリア人はあんなに肥えるわけだと自分なりに改めて納得。

私も体重が増えて帰国することになるのだろうか。