こんにちは。社労士の花輪くんです。

 

10月12日に、営業活動にリレーションシップマーケティングを活用することを書きましたが、続きです。

 

3月15日に、セミナーの内容に起承転結を埋め込むことは書きましたが、セミナー実施でも設計が必要と気が付きました。

 

消費者行動プロセスを示すAIDASを知ってますか?

 

注意、関心、行動、欲求、満足の順番です。

 

これを、セミナー開催の手順に埋め込むのです。

 

従業員全員向けハラメントセミナーを例にとって、説明しましょう。

 

最後の満足は、ハラメントセミナーの聞き手が「面白かった。行動を変えよう。」と満足することです。

 

でも、セミナー主催者である人事部門の担当者が「やってよかった。ハラスメントが減るに違いない。」と満足することの方が、もっと重要です。

 

つまり、誰のAIDASを考慮するべきか。

 

こう考えると、セミナーの営業パンフレットは重要なツールです。

 

つまり、セミナー主催者である人事部門の担当者の注意に合致した、関心を引くようつくる必要があります。

 

そして、打ち合わせという行動に結びつける。

 

打ち合わせも重要です。

 

ハラスメントが減る方策を求めているのですから、「これならよいかも」と希望を持たせる。

 

そして、見積依頼という欲求につなげる。

 

コストに見合う成果が期待できそうと思われ、発注に至ります。

 

実施前打ち合わせも重要です。

 

セミナー主催者である人事部門の担当者が、事前に内容を確認して、内容に注文を出してくれるかどうかです。

 

金を出すのだから、専門家がなんとかしてくれという態度では、うまく行きそうにありません。

 

そして、セミナー主催者である人事部門の担当者とともに実施して、セミナー主催者である人事部門の担当者の満足を勝ち取るのです。

 

こんな風に、一連の流れがあり、その都度の行動に落とし込む設計。

 

俯瞰して考えることが、こんなにも大切とは思いもよりませんでした。

 

追記:

一番重要なことを書き忘れていました。

 

一貫性が重要です。

 

つまり、営業パンフレット、打ち合わせの説明、そして実施前打ち合わせで確認いただくレジュメ、

 

これらの内容が一貫していて、順に説明が詳しくなっていくことです。

 

具体的には、ハラメントセミナーの場合、ハラスメントの原因から問題となる構造と対策が一貫して示されていることが重要です。

 

しかしながら、世の中にハラメントセミナーはいろいろありますが、情報を提供するのもが多いように感じます。