頭頚部外科の2度目の外来診察
耳下腺がん、咬筋がん、切除手術(5月16日)から約2か月半、経過しました。
最初の外来診察(6月11日)に続いて、今日2回目の外来診察に行ってきました。
切除手術自体はうまくいったものの、術後の合併症(唾液漏)で入院が長引いて、
耳下腺への糊化液の注入処置、唾液を抑えるための絶食、圧迫固定処置継続で、約2週間ドレーンが抜去できず、
入院が長期に及び、体重も気力もみるみる減少したことが懐かしく思い出されます。
帰宅後は、特に腫れるとか発熱するとか、トラブルは発生していません。
2か月半経った、現在の状況。
顔面神経2本切除による顔面麻痺の状況:特に前進はなく依然麻痺したまま。
右顔の痺れ(自分の顔じゃない感じ、垂れ下がっています)、特に顎から頬にかけて、ビリビリ痺れて、触ると痛いです。
右耳はギュッと握りつぶされている感覚。常時痛いです。触るとさらに痛いです。
右目、ぎゅとすれば閉じますが、普通の瞬きでは完全に閉じません。洗顔の時、水が目に入って沁みます。ヒアルロン酸点眼薬必須。
(閉じない)右目がなぜか普段は(左目に比べて)大きく開いています。
口右半分は開きません。食べ物は左半分から入れます。ぶくぶくうがい、ほっぺを膨らませることはできません。
いーできません。右の口角を上げられません。笑顔ができません。無理に笑うとすごく恐ろしい顔になります。
歯と唇の隙間に入った食べ物は動かせません。手の指を使います。右裏の下唇をよく噛んでしまいます。
改善してきたこと。
喋りが改善。まだたどたどしいですが、術後に比べると随分喋るのがマシになってきました。
噛むチカラ、かなり前進しています。普通の人と同じものを、工夫すれば(工夫が必要ですが、小さく砕いたり、スライスすれば)食べられるようになってきました。
上下の歯間の幅が改善。徐々に改善しています(17mm → 20mm → 23mm 、今回25mm)
食事の内容が改善してきたことは、活力、元気に繋がる点からも、大きな前進です。
食道亜全摘手術、胃管再建の施術以降、ダンピング、腹痛、下痢という大きな摂食障害を抱えてはいますが、
そんな中でも、食べられるようになってきたことは、喜ばしいです。
(これまでブログでもお伝えした通り、鰻どんぶり、鮎塩焼き、チキン南蛮を食べられたことは、本当に嬉しかった~!)
明後日、木曜から、化学免疫療法3クール目の入院が始まります。
気になるのは、左腕の血管がこれまでの点滴で黒く、静脈炎を起こしていることくらい。それらを避けて、点滴針を穿刺する必要があります。それ以外、問題ありません。いい状況で臨めそうです。