10日ほど前から左の股関節が痛くて、歩くのに難儀していました。

なのに、先日の連休は出かけたい気持ちが勝り、随分歩けました。

今にして思うと、奇跡のようでした。

今日、訪看クリニックに先日のCTの結果等を聞きに家内と伺いました。

こちらから、現在の状況を次のように伝えました。

・咳、痰の症状は落ち着いている

・胸だけでなく、背中にも強い違和感、痛みが出始め、呼吸が荒い(少し苦しい)

・常時、強い倦怠感がある(体を起こしているのがツラく、横になりたくなるが、横になってもツラい)

・左腋リンパ節の痛みが強度、頻度とも悪化(寝付けない夜があった)

・右頸部リンパの腫れが増大し、痛い

・これらの症状、痛みは、ゲームとかして紛らわそうとしても、難しくなった。

・新しい症状の出現。10日ほど前から、左股関節が痛く、体重を乗せられない、ちゃんと歩けない。

先生はうなづいて聞いておられましたが、

「肺転移の状態、著しく悪化しています。特に右肺の大きな腫瘤は胸膜に向かって増大し、もういつ強い痛みを出してもおかしくない状態」

らしく、僕の述べた症状と全て一致するとの診断でした。

そして、新しい所見について。

「左骨盤臼蓋に骨転移しています。大腿骨の球骨の受け皿となる部分が腫瘍で溶けており、いまにも骨折しそうな状態」

だそうでした。さらに、右肋骨への骨転移も見られ、右腋の強烈な突発痛(手を挙げたとき等)は、これのせいかもしれません。

多発転移、緩和ケアの僕には、もう治療はできないそうです。

できるだけ安静に努め、痛みへの対処として、痛み止めを服用するのみ。

「これまでは月単位の悪化だったけれど、これからは週単位に悪化するでしょう。来週も診察して、状態を診ることにしましょう」

至急ケアマネージャーへの面談を進め、介護認定を受けるとともに、

ジョギングは禁止、歩く、立ち上がる動作も減らすよう言われました。

スタートラインに立つ夢を描いていた下関海響マラソン…

8月から準備をすすめ、最初5キロほど走れたのが、痛みと息苦しさが増して、だんだん走れなくなり、

先日は2キロも無理になりました。理由が分かったとはいえ、諦めざるをえず、

残念で、無念でなりません。

診察を終え、家内と

「これまで余命宣告を超えて、渋太く頑張ってきたんだし、だからもう少し渋太くがんばったら!?」

「そうだね」と笑って顔を合わせました。うん、そうです。悲しいけれど、悲観しても良くなるわけでもない、

いまの状態を受け容れて、まだできることを楽しむ、一方で今のうちにやっておくことを改めて整理して、やる、

と心に決めました。心は案外、穏やかです。

昨日、親しい方々と14カ月ぶりに北新地に出て、食事を楽しみました。普段会っていなくても、会えばすぐに身体の痛みを忘れ、たくさん笑いあえたひと時。

その時間も親友の方々も僕の宝物です。

ありがとう、感謝です。

楽しい夜でした。この世はやはり楽しい。この世をもう少し楽しむために、泣いたり笑ったりして、まだまだがんばります!

左骨盤臼蓋へ骨転移。

肺転移も著しく増大増悪し、胸膜へ。




心友が北新地で14ヶ月ぶりに、美味しい食事、場所を用意してくれ、奇跡のように痛みも穏やかで最高の会でした。華やかな時間をありがとう。