手術後3日目(519)

日曜のがんセンター病棟はいつもより静かです。金曜から土曜、日曜にかけて退院されていかれる一方、入室される方はいないので、僕の部屋の両隣、廊下の前の2室はいま無人、空室になっています。静かで寂しい感じですが、看護師さんもややゆとりがあるのか、午後、処置室で洗髪してくださいました。4日ぶりで、スッキリしました。

まだ術後3日目で、顔右半分の、腫れ、痺れ、痛み、麻痺は昨日までと特に変わらず、食事も口に入れる動作、噛む力不足に難儀していますが、食べられることの幸せをすごく感じています。不便さ、不自由さはツラい反面、色々なことを気付かせてくれます。

夕方、セファゾリン(抗生剤)、ソルデム(水分、電解質補給)が終わるということで左腕の点滴留置ラインを抜針してくれました。その際に頸部ドレーンを尋ねるとまだ液が2030mlでてるから、これが10くらいにならないと、これは抜去できません、と。ま、焦らずですね。

昨日は姉、姪っ子、そして家内、息子が面会に訪れてくれましたが、今日は終始ひとり自分と向き合っています。ちょっと心がゆらゆら。でも、うれしいことがありました。僕の趣味のひとつに競馬があります。馬券は基本的に買いません。サラブレッドが好きで、魅了され、25年ほど前からサラブレッドクラブに加入し、いま5頭ほど、出資しています。共同馬主です。そのうちの1頭、ファオライア号が、今日新潟競馬場の第2レースで、優勝しました!骨折して7ヶ月の休養明けでしたが、1着になってくれました。負けても無事であればヨシ、勝てば尚ヨシ!で、すごくうれしいです。これから先、どんな成長を見せてくれるか、元気、希望、夢を貰えます。応援するためには僕もがんばらねばなりません。馬、そして関係者に感謝です。

そして、今夜の大阪城。紫色にライトアップされています。炎症性腸疾患の理解を深めるためだそうです。

色々な願い、思い、に心を馳せながら、これから先のことも念じ、がんばります。




雨が降るなか、ライトアップされている大阪城。