頭頚部外科(耳下腺腫瘍)

1月下旬に右頬(右耳の手前)にできた「しこり」の検査結果聞きに、がんセンター、頭頚部外科を訪れました。

いつも待ち時間が長いのですが、しっかり丁寧に診てくれる先生だから、時間が後ろに押しても個人的に不満はありません。

今日12時から診察の予定が、診察室に呼ばれたのは13時5分でした。

外来の一番最後の患者でした。聞き洩らさないよう、そして不明なことは何でも聞こうと思い、家内と二人で訪れました。

診察室に入るのは、やはりドキドキ。

現状、口が1センチ以上開かず、歯の隙間から食べものを押し込んでおり、こぼすことが多く不自由しています。

それに痛み。起きている間、10段階で言うと1~2程度ですが、絶えず、痛みます。

そして食事の際は、右頬の痛みが5~6程度に跳ね上がり、堅いものは痛くて噛めません。

歯磨きも歯ブラシを突っ込むのがつらいです。

まず、吸引して採取した穿刺細胞診の結果。なんと「判定できず」。血液しか取れておらず、細胞が採れてなかったそうです。残念。

理由は、しこり、腫瘍が硬いからだそうです。良性、悪性が、はっきりせず、もやもや~。

造影MRIでは、腫瘍の広がりが確認できました。先日より、明らかに増大しており、厚み方向より、表面方向に広がっているそうです。

骨に浸潤しているか、それは今のところ、骨(右頬骨)へ組織破壊を進めるほどの浸潤はないけれど、間違いなく接している、そうです。こわ~。

いったい何なのか、現状、不明という診断結果。痛みを伴うのが、気になる

この腫瘍がいったい何なのかを明らかにすること、そして、最悪を想定して、治療、検査を進める必要があること、から、次のように進めることを勧められました。

まず、今日、改めて、穿刺細胞診(吸引)2サンプル。

そして、続いて、できるだけ早急に、放射線の先生とチームを組んで大きな針で患部の腫瘍を採取する(検査入院にて実施)。

その結果を診て、治療方針を決める、が、ほぼ間違いなく、腫瘍を切除する手術になるでしょう、とのことでした。

手術は、入院7日以上。右頬裏から捲り上げるように患部を切り取りに行くそうです。術後、頬の空洞に唾液が溜まると、自分を消化して壊死?みたいになるらしく、ドレーンで長い期間、溜まる液を抜き続ける必要があるらしいです。それで7日以上。

手術の方針、切除範囲は、腫瘍が良性か悪性かで変わるらしいです。悪性の場合は、根こそぎ切除するために、顔面神経も併せて取ってしまう、

良性の場合、はたして、そこまで(顔面神経を切除する)やる必要があるか?

検査を結果を診ながら、カンファレンスして、決めていくことになりそうです。

つ、つ、つらい~。

もうとにかく、最良、最速の選択肢を。ということで、

来週火曜日4月2日入院、IVR(生検)・CT/US下経皮的生検手術、ということになりました。多分1泊。う~

もうやるっきゃないです。

すぐ処置室に周り、右頬を差し出し、針で吸引して生検サンプルを2本採取してもらいました。痛い!もう一回、痛い!けど我慢我慢。

(今日は消化液の逆流が怖いと訴え、検査台に完全フラットになって胸を張って寝る姿勢は免除してもらいました。)

再び診察室に戻って、医師に尋ねます。一番気になること、食道がんの転移の可能性はどうですか。

先日は、その可能性はないですよ、という返答でしたが、今日は、「その可能性もあります、時期的に」という欲しくない回答でした。

いずれにしても、右頬の腫瘍が何かを調べてもらわないと、何もわかりません。取り越し苦労であるよう願います。

さっき採取した2本の生検のうち、1本は白っぽい乳濁液が採れている、と言っておられたので、ちゃんと診てもらえることに期待です。

すごく丁寧な先生で、ここまで45分。自分のために、長時間診察していただきました。ありがとうございます。

この先生は、がんセンターへの勤務は明日まで。来月からは大阪公立大学に異動になるそうです。とても残念ですが、去り際に先生がますますご立派になられることを心より願っています、と伝えると、満面の笑みで「ありがとう」と言っておられました。

来週からの入院に備え、採血、採尿、呼吸器検査、レントゲン(5枚も!)、入院受付を急遽追加され、慌ただしく、受診したら、もう2時半過ぎ。

家内と1Fのカフェで小さいパンとスムージーを食べて、遅めの昼食を摂りました。

呼吸器検査では、(口が開かないので)マウスピースを口に咥えることができず、トイレットペーパーの芯のような筒を押しつぶした手作りアダプターを口に咥えて、なんとか測定することができました。ただ、昨日から、花粉?のせいか、二日連続で空咳がひどく、口を開けることに加えて、咳が出続けて、かなりつらいです。

右頬にできた耳下腺腫瘍、まだ未知の相手で、

いろいろ、障害はありますが、乗り越えなきゃ!の精神で、前に進みます~~