頭頸部外科で急遽診察

1月末頃から口を開けると右顎が痛くて、口を開けなくなり、日に日に悪化し、

指1本分(約1センチ強)しか、口を開けなくなりました。

食べ物は口の隙間から入れて食べることはできましたが、

なにせ1センチを超えて口が開かないので、飴玉みたいなものはを口に入れるのはできなくなりました。

痛みとともに右頬が膨らみ、触ると中にしこりのようなものもできてきました。

なんだろう、といぶかしながらも、そのうち治るだろうと、放置してましたが、

さすがに1か月を超えて症状が一向に改善せず、

最近では堅い食べ物を噛むのが難しいのと、歯磨きの際に舌を磨くのが痛みで不可能になったので、

恐ろしくなって、がんセンターの外来予約に電話をいれたのが、3月11日月曜。

甲状腺腫瘍(これは特に深刻なものではない)でお世話になっている、U先生の診察予約を急遽、入れていただき、

3月14日、先ほど、診察を受けてきました。急遽診察予約を入れたこともあり、予定時間より2時間待ちでした。

問診、は次のような感じ。

きっかけはなにかありますか?ぶつけたとか。  ありません。  ケガではない

発熱はありましたか?  特にありません。  なにかの感染症ではない

痛みはありますか?  押しても痛くはないけれど、口を開けようとすると痛くて無理  。先生の顔が曇る。

触診、続いて、エコー検査で、しこりがあること、および場所を確認。

サインペンで顔にマークを記入し、カメラで顔写真を5~6枚撮影。

処置室にまわるよう指示され、暗い診察台に横になり、ほっぺたにエコーを当てながら、穿刺吸入細胞診(針で生検を採取)を行いました。

ドキドキしましたが、それより病状が不安で、痛いとか感じる余裕はありませんでした。

再び診察室に戻り、2日前に食道がんの予後、経過の診察のために撮影したばかりの造影剤CTの画像を一緒に眺めました。

頸部~下腹部CTの撮影でしたが、運よく、眼球のすぐ下から撮影されてました。

画像では、右頬、右耳の前の方の頬肉の部分が明らかに肥大しており、境界は不鮮明で広がりは不明。

内部の血流は明確でない(造影剤があっても不鮮明で血流豊富というものではない)、ということが分かりました。

胸部食道がんの転移ですか?と尋ねると、それは考えにくく、たまたま同時期に発生したものだろうとのことでした。

診断(病名)は、耳下腺腫瘍。めずらしい腫瘍らしく、

良性、悪性の判定は、いま採取した生検で1週間~10日で判定。

広がりは後日できるだけ早くMRI検査を行い判定(MRI撮影の日は、できるだけ早く、電話連絡します、とのこと)。

良性であっても、悪性であっても、外科処置、つまり手術が必要。

悪性の場合、抗がん剤治療は奏功せず、あまり予後も良くないので、緩和治療になる。。チームでカンファレンスをして、最適な方法を取ります。

あくまで最悪のケースですが、覚悟は必要です。

え? がーーーん。頭を何かで叩かれたような気分でした。

診察室を出て、次の予約日確認(3月15日、食道がん外来。3月28日頭頚部外科外来。それ以外にMRI検査(検査日未定))。

不安になり、ネットで調べると、耳下腺腫瘍は良性のケースが多いが、痛みを伴うものはほぼ間違いなく悪性との記載が。

泣きそう。でも、食道がんの告知から治療を乗り越えてきた経験がここで、ものをいう。

大丈夫だよ!と。

乗り越えられる!!と。

明日の食道がん術後診察もあるのに、また乗り越えるべき山が現れた。えらいこっちゃ。俄然、やる気が出てきました。

やる(がんばる)しかありません!