術後のお出かけ(第2弾)

1月28日、お出かけ第2弾。

今日は毎年恒例にしている、大阪国際女子マラソンの観戦に出かけてみることにした。

先日のお出かけ、京都の女子駅伝を観戦した際に気づいた課題。

荷物を背負って歩きつかれたこと、それから、食事後しばらくしてから急激な腹痛が発生したこと

を踏まえ、今回は移動量を少なくして応援し(同じ場所を3回ランナーが通過して声援を送れる)、

食事を摂るのはやめる(飴玉とエナジージェルだけ持参)、ことにした。

冒険はせず、無難に観戦することにした。

地下鉄に乗って、大阪城公園へ向かう。

駅の階段を周りの人と歩調を合わせて上ると、息が切れて結構こたえる。

観戦予定場所に到着。穏やかな日差しがあり、暖かい。

ランナーが来るのをドキドキしながら待つ。

先導車、そして先頭ランナーがやってきた。

真剣な走りに圧倒された。

そのあと、次の観戦ポイントに少し歩いて移動。

空の様子が、黒くて低い雲が垂れ込め始め、冷たい北風が吹き始めた。

なんか、いやな予感。天気予報と違う。

しばらく待っているとランナー(2回目の通過)がやってきた。声援を送る。

その頃から、みるみる雲は広がり、ついに冷たい雨がバラバラ降り始めた。

ランナーの頭上に、そして僕ら沿道の観客にも、容赦なく降り注ぐ。寒くて手が痛くなる。

コンディションが急に悪化したが、ランナーはみな真剣に走っておられる。

(例によって術後の影響で声が出ないが)声援を送る。

声援を送っているが、逆にランナーたちからパワーをもらえる。身体が熱くなる。そんな感じ。

3度目、先頭ランナーが近づいてくる。驚いた!

先頭グループが、やってくるのが見えたが、なんと先頭を走ってきたのは、日本の前田穂南選手。

外国人選手でもない、そして、ペーサーでもない。ひとり前を走っているのは前田選手!

感激とかいう、生易しい言葉で表せない。相当の、強い覚悟、意思、気迫を感じた。

もちろん、他の選手も強い意志、目標に向かってチャレンジしてる姿、精神力には熱いものがある。

最後尾のランナーまで、全員に声援、エールを送った。

雨に濡れて寒かったが、大変、素晴らしいものを現地で見れて、心が熱くなった。

真剣に見ていたせいもあり、あまり大きな疲れは感じずに済んだ。

帰宅して、録画したマラソンを見ながら、前田穂南選手が、日本新記録を出しことを知って、改めて感動、涙がでた。

術後2回目のお出かけ、負荷を下げるよう予定を組んだこともあり、特に問題なく達成できた。

日本記録が出たレースを現地で観戦できたことに加えて、

それからこの週末は、他にもスポーツから元気をもらうことができた。

(女子レスリングの尾崎選手、最後まで諦めない!逆転勝利に心が震えた。大相撲、優勝決定戦で照ノ富士、すさまじい気迫。勇気をもらえた。)

スポーツの力、生きる力、を再確認した。

たくさん、たくさん、パワーをもらった気がする。