初めてのお出かけ

1月14日、全国都道府県対抗女子駅伝が京都で行われる。

毎年、懸命に走るランナーに声援を送るため、僕の住む大阪から観戦に出かけている。

観戦行きたいなぁ、どうしようか、思案した。

身体の状態、まったく行って行けない状態ではなさそう。

気になるのは、途中で疲れた場合の休憩をどうするか、食事、栄養補給をどうするか、その後ダンピング発生したときにどう対処するか。

何が起こるか、分からない。でも、やってみないことには、それこそ分からない。思い切って行ってみることにした。

実は、この後もマラソン観戦を計画していて、その伏線としての、トライアル第1弾が、今回の京都駅伝観戦。

第2弾は、2週後の、これも毎年行っている、大阪国際女子マラソン観戦。

第3弾は、3週後の、本来自分が出走するはずだった、自分の中でも1年のうち最大の目標レース、別府大分毎日マラソン。エントリー済であるが、出走はさすがに叶わない。

でも出来れば、現地に足を運びたい(宿泊ホテルは1年前から予約してある)。

なんとか、別府に足を運ぶための、予行演習として、京都駅伝観戦を無事、完遂したい。

時刻表、地図をにらみながら、綿密に計画をたてた。

行動予定表、できた。どの電車に乗るとか、電車の乗車位置まで、細かく作成した。

体調不良で予定通り進まなかったとき、現地で慌てないよう、予備のプランも複数作成した。


1月14日朝、朝食をゆっくり食べる(小さいパン2つ)。トイレを済ませて、身体を休めてから、10時、行動開始。

阪急電車の駅まで歩く。息が切れて、しんどい。

電車は座れず、立っているだけでしんどい。でも、目的意識があるから、動ける、我慢できる。

西京極駅に到着。日差しがあり、思っていたほど寒くない。競技場の屋台村へ。トイレの位置を確認してから、沖縄そばを購入し、

トイレの近くに着座して、ゆっくりゆっくり食べる。そんなに量もなかったこともあり、なんとか食べれた!

軽い腹痛を起こしたが、しばらく座っているうちに、回復した。

電車に乗り、2区の中継所のある、鞍馬口駅へ移動。

到着すると間もなく、先頭ランナーがやってきた!兵庫代表、田中希実選手。

圧巻の走りに、鳥肌が立った。感動した。もちろん、他の選手の走りも素晴らしかった。

最後のランナーまで声援を送り(といっても声は出ないが)、地下鉄の駅に戻ろうとしたところ、

歩道の人ごみの中に、時々走り終えたランナーが混じっていたが、前から歩いてきたのは、な、な、なんと、汗びっしょりの田中希実選手。

すれ違いざまに「お疲れ様です。」と小さく声を掛けると、コクリっと頷いてくれた。感激!

あっという間の出来事だったが、一瞬血が逆流するくらい!?すごく元気をもらえた。あー、京都に応援に来てよかったと心から思った。

休憩予定地と決めていた四条大宮駅のマクドナルドに入り休憩。つい、テリヤキバーガーセットを購入してしまったが、

バーガーはゆっくりゆっくり2/3食べれた。

フライドポテトは全く喉を通らず、詰まりそうになって、落ちていかないので、数本食べただけで、ほぼ全部残した。ドリンクはむせるので、これも半分残し。まだこういう食べ物は難しい。トイレをお借りし、ある程度休憩できたので、歩き出す。

予定より休憩を長くとったのと、荷物を背負って思うようなペースで歩けず、最後の観戦ポイント、西院で先頭ランナーを見ることはできなかったが、

気迫のこもった、後続のランナーたちを応援できた。

ただ、ここで腹痛発生、お腹の状況が急降下。ぎゅるぎゅる音がしてる。やばい。

もっとランナーを応援したかったが、応援を継続するわけにいかず、西院駅のトイレに駆け込み、難を逃れる。

そのまま、観戦には戻らず、阪急電車で座れる普通列車に乗車して家路についた。

帰宅して、ソファーにすぐ横なった。疲れた。でも、たくさん充実感が得られた。

食事を摂った後のトイレの問題と、荷物を背負って歩く体力の問題、が明確になり、この点をクリアすれば、

外出もなんとかなる、少なくとも、今日の外出は実績を作った点で、すごく意味があった。

次の第2弾(大阪国際女子マラソン観戦)、そして第3弾(別府大分行き)に繋げたい。