手術退院後2回目の診察
12月22日、退院後2回目の診察に、がんセンターへ訪れる。
まず採血。
そして診察の前に、栄養管理室で栄養指導。
ここのところ体重が減少していること、タンパク質不足の懸念を伝えたところ、
食べている量(治療前の6割くらい)は問題ないので、気にしすぎないように、
捕食(おやつ)で工夫してみてください、というアドバイスをもらった。
おはぎ、団子、和菓子もいいけど、エナジーバーとか、チーズも食べてみてください。なるほど。
11時半、番号が表示されて、消化器外科の診察室へ入る。
担当医の先生、顔を見るやいなや、のっけから「熱出てない?」
「え?熱ですか。毎朝測ってますけど、37度以上はないですけど…。」
「入院中の時から、全体的に熱っぽかったのが気になるんだよね…。いますぐレントゲンとりましょう、レントゲン室へ行ってください。」
ということで、診察を中断して、レントゲン撮影に向かった。どういうことなのか、理由も聞かずレントゲン室に向かったから、少し不安。
撮影はあっという間に終わり、またすぐ診察室へ戻る。レントゲン撮影の像を、先生はもう既に見ていた。
「異常ありませんね…。見えないくらいの炎症なのかな…」先生も首をかしげている。
「血液の炎症の数値CRPが非常に悪い(10.51)。誤嚥して、小さい肺炎があるのかな。」
炎症…。退院後からランニングしてることは、少し伝えたが、先生は、僕が無茶してるとは思っておらず、特に問題視しなかった。
ランニング、傷にこたえたのかな。まずかったな…。ちょっと凹んだ。
空咳がひどく、時々発作みたいになることも伝えた。
「とりあえず、強めの抗生剤を出します。飲み続けて、年内、もう1回診ましょう。
次回、自分の診察日ではないけど、予約入れますので、がんセンターの最終日、12月27日にまた来てください。」
ということになった。
先生、腸ろうチューブを抜去する約束をしたことはしっかり覚えておられ、
「ベッドに上向きに横になって、お腹だしてください。」
横になってドキドキ。お腹の孔にハサミで縫い付けている糸をチョキチョキ抜糸。
さあ、いよいよ抜去、と思ったら、な、な、なんと、もう抜去されていた。
「え?」いつ抜いてもらったのか、わからなかかった。神業!抜いた痕にテープを張って終了。「今日は湯船に浸からないでね。」
身体についていた、チューブがこれで0本になった!開放感。
でも一方で、経腸栄養ができないので、きちんと口から食べる責任が生じる。
そして来週まで1日2度、抗生剤の錠剤を飲まなきゃ。
大きくて、喉を通すのが怖い…。
顆粒か粉薬にしてもらったらよかった。しまった。大きな錠剤をみつめながら、また凹む。