2クール目の抗がん剤点滴2日目(9月15日)。夜中に3回尿意でトイレに行った。

吐き気止め、利尿剤の点滴も併用しながら、シスプラチンから変わって、フルオロウラシルが連続滴下されている。

若干の体重増加くらいで、まだ副作用は出ておらず、病床でテレビやDVD映画を見て過ごす。

夕方、家内と息子が面会に来てくれるというので、「月見バーガー、買ってきて」と頼んだ。

大学1年生になる息子も家内と一緒に面会に来てくれたのは、すごくうれしくて、元気が出た。

そして、つい夕飯のあと、追加で食べた月見バーガーのひと口が大きくなってしまい、

何度も食道で詰まりそうになった。あぶない、あぶない。

抗がん剤点滴3日目(9月16日)。

やはり夜中にトイレ3回。体重を測ると61.2kg。

2kg以上増加していて、利尿剤の点滴が追加されることになり、

吐き気止めや利尿剤で点滴の交換、アラームがせわしない。

そして、お昼の病院食を食べたあたりから、とうとう副作用がやってきた。

むくみ、便秘は既に始まっていたが、それらに加えて、倦怠感、強い吐き気、味覚異常、食欲不振、そして匂いが気になるようになった。

夕食、なんとか頑張って完食。マグミットも飲む。

看護師さんに頼んで防水処置を施してもらってシャワーを浴びるが、シャンプーやボディソープの匂いにも敏感になった。

抗がん剤点滴4日目(9月17日)。

夜中トイレ4回。尿は出しているのに、体重は増加する。利尿剤、吐き気止めの点滴。朝も昼も夜も、食事がつらい。

喉の通過障害に加えての吐き気、食欲不振。

魚かかつお節のような匂いがずっと鼻の奥に残っているような感覚で絶えず吐きそうになる。

抗がん剤点滴5日目(9月18日)。

今日は月曜日だけど、敬老の日で、病院は静かな感じ。それでも先生はいつも通り回診に来られた。

夜中に5回トイレに行った甲斐があって、体重が減った。

11時頃、点滴の液がもう残り少なくなっている。もうすぐ終わる。お昼ご飯をがんばって食べ終わったと同時に、点滴が終了した。

副作用はあるが、点滴がはずれた開放感と気分を上げようとスマホで音楽を聴いて、1階コンビニで買ったアイスを食べたら、気持ちが少し楽になった。

家内と姉が面会にきてくれた。点滴が外れてからの面会でよかった。

便意が遠のいており、夜、マグミットに加えてヨーデルSが処方された。

看護師さんより、「明日、出なかったら坐薬ですよ。」

それはいやだ。明日、出るといいな。