2回目の入院 化学放射線治療開始


9月13日 朝。がんセンターへ向かう。気持ち同様、足取りが重い。

前回は入院前のコロナ抗原検査に引っ掛かったが、今回はOKだった。ほっ。

今回は、なでしこ病棟10階。部屋の形は前回と同じだけど、窓から見える景色が違う。

体重59.2kg、体温36.7度、血圧116/71

病院の昼食を食べて、午後はお薬の問診と歯科検診。

歯科検診では、歯はOKだけど、舌の真ん中の凹みをもう少し丁寧に磨くよう指導された。

17:20主治医、担当医の回診。「体調は良さそうですね。がんばりましょう」「がんばります」

夕飯の病院食に加えて、1階のコンビニで買った、カレーパンと牛乳を追加した。


入院2日目(9月14日)。

さあいよいよ点滴が始まる。まだかまだかソワソワしていたら、

11時。ようやく看護師さんが点滴の道具を持ってこられた。

左腕に点滴のルートを取る。

前回使った血管は硬くなって痛みがあるので、もちろんその血管は避けてもらい、別の通りが良さそうな血管を選んでもらう。1発でOK。

生理食塩水の予備点滴を開始。

続いて、吐き気止めや利尿剤など、いろいろ追加。

そしていよいよ15時前に、シスプラチン登場!(今回はドセタキセルは省略したFP療法)

効いてくれ~!!点滴に向かって拝む、祈る。

ベッドで静かに過ごしていたら、

16:50 放射線のお呼びがかかった。

点滴スタンドを引っ張りながら、エレベータで地下1階へ降りる。

問診のあと、処置室へ。初めて放射線とやらが照射される。ドキドキ。

台に横たわる。台は先日、自分の身体に合わせて凸凹が記憶?されている。

身体のマークの位置を確認し、点滴スタンドが干渉しないよう、高さを調整してから、

技師さんが部屋から退出。いよいよ、はじまる。

放射線を発する機械が音を立てて、右へ左へ旋回し始める。

眼で追っているとつられて身体が動きそうな気がするので、眼を閉じる。呼吸もできるだけ浅く抑え、唾を飲み込むのも我慢する。

20分ほど、ウイーンウイーンと機械が動いていたが、いつ放射線を浴びていたかは、正直、よく分からなかった。

(マイクで、「照射します」とは言っていたけど、放射線は見えない、感じない、ものだし。)

夕飯、カップ麺を追加して食べた。その後、マグミット1錠。

テレビでは阪神セリーグ優勝で湧き上がっているが、病院の中は、当然ながら特にお祝いムードもなく、

淡々と時間が過ぎる。