page:8 笠間のトポにない課題を集めた差分トポ | 本読み ときどき 岩登り

本読み ときどき 岩登り

趣味の岩登りと、読書のちょっとしたことを気楽に書けたらいいなと。
166cm 53Kg

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■掘り出し岩、ホップ岩、無名岩、楽栗/谷渡りの岩
【場所】



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■掘り出し岩
【課題】
・掘り出し岩1

a:掘り出し物 2級

・掘り出し岩2

b:トラバース 3級
c:カンテ無しSD 3級  

【初登時の動画(と思われるものも含む)】

※あるもののみ
掘り出し物

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■ホップ岩
【課題】

a:徒手空拳 初段
  ホップ・マントル6級のlowスタートバージョン。左ヒールを限定。
    ※左カンテにヒールスタートで無名のカンテ2級


b:コブ・ミッション 1級
  左手たんこぶスタートアンダーの下のカチ、右手カンテ中間部のピンチでスタート

b’タンコブミッション 2~3級 bスタートでたんこぶに抜けるバリエーション課題

 ライン間違いで登られたバリエーション。名前が素敵なので載せてみました。

 


c:escape 3級        
  「罠」下部のアンダースタート。右クラックは使用せず真ん中を抜ける

 「素直」には合流しない

【初登時の動画(と思われるものも含む)】

※あるもののみ

コブ・ミッション
escape

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■無名岩
【課題】

a:クラックSD 4級


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■楽栗/谷渡りの岩
舗装路を歩いていると道の脇に栗の形の岩が見えるので、舗装路からアプローチすると岩の場所はわかりやすい。
道路傍の岩が楽栗、そこから少し上にあるのが谷渡り。
【課題】
・楽栗の岩

a:楽栗マクリスキィ 1級
  リップの好きなところを持ってしゃがみSDでスタート。
b:くりっちー 5級

  立ちスタート。両カンテをペシペシと登る。

 

・谷渡りの岩


a:谷渡り 3級

↓以下のバリエーションがあります。

bの棚ガバからスタート5級  

cの棚ガバからスタート6級

a' 谷渡るコウモリ1級

  谷渡りのスタートカチ上のガバカンテ帯と、右側のガバ棚を限定したバリエーション

  抜けで右のピンチガバ帯は使わない。

 

 

・谷渡りからさらに上の岩(全体図C)


d:クラックSD 5級


【初登時の動画】
楽栗マクリスキィ
谷渡り
谷渡るコウモリ

谷渡り(5級バリエーション)

谷渡り(6級バリエーション)


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■全体図Dの岩

a:コーナークラック 6級

※下地の悪いのが平気なクライマーなら他にいくつかラインがとれそうな岩

  左のカンテ面に悲しい表情をした顔が浮かぶ岩

 



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唐突に「コラム」を書いてみる。

~~貴重なものをみた徒手空拳~~

ホップ岩に徒手空拳が登られて動画にアップされたとき、ほぼ同日に同じ課題が別のアプローチで動画にアップされるという中々に貴重なものを見かけることができた。

徒手空拳でアップされた方は、スタート後に右側のヒールを軸としてムーブを組み立てて、強度の高いリップ取りの一手が核心みたいな感じでV8としていた。
もう一つアップされた方は、スタートを左ヒールで固めて手を出していくというムーブで名無しの2級。
お互いが知らないで、同じスタート位置、同じラインを辿り、ムーブ違いで別の難度に感じていて、おそらくV8と感じた方は難しいのでこれは名前を付けておこうと思い、2級と感じた方は簡単だから名前はいいやと思ったのではないかなんて想像すると楽しい。

クライミングってのは同じものであっても人によっては全然違ってくるものである。
体格によって選択するムーブが変われば強度も変わるし、同じムーブであっても人が違えば感じる強度が変わるのだから。
そんなわけだからグレードって、それぞれが感じたものがそれぞれの正解なんだよなあなんてことを思う。
んじゃ万人に正確なグレードが無理なら無くせばいいじゃんってなりそうだけど、でも遊ぶうえではあったほうが面白いから適当でもいいから付けていてほしいなって思う。

自分が思うグレードって、その課題の難しさで考えるより、この課題はどのくらいを触ってる人に遊んで欲しいかっていう、岩じゃなくて人に向かってる感じなのよね。

おもちゃの対象年齢と同じニュアンス。
なんかその方が人に優しい感じがするんだな。

今は徒手空拳の初登アップ時の動画は消されているのだけれど、こんなことがあったなあって当時を偲べるエピソードは、消すのはもったいないので課題名を残しておいた。
上に書いたグレードは、右ヒールムーブだと初段、左ヒールムーブだと2級と自分の体感で記載している。

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