小学6年の時の話 これは駄目でしょ! | 芝ちゃんのブログ

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青少年時代の歌番組等の思い出、時に現在の私事エトセトラ

 

   昨夜、久しぶりに見た夢の中で、はるか昔の小学6年生の私が登場した。

  内容は、起きたらほぼ忘れたしそれはどうでも良いことであるのですが、実際に学校であった話で、今思うとこれって問題だったんじゃないのかなぁ・・という出来事を書きます。

 

 当時、どこの家庭もNHKの大相撲は観ており、とても人気はあったのは間違いないのだが、相撲ファンの先生が授業の中のあることに持ち込んだのです。

 具体的に書きますと、国語の授業の中で毎回、漢字の読み書きテスト(ドリル)があって、毎週、月曜日には個人別合計点を大相撲の星取表形式で成績結果表ということで教室の後ろの壁に大きく貼り出したのです。

 上位(例えば東西横綱から東西小結までのベスト8)だけなら不平不満の声は出ないですよね。

 実際はクラス45人全員の名前が発表されましたポーンポーン(東西の横綱から始まって大関、関脇、小結、前頭筆頭~13枚目、十両まで・・すなわち全員の名前が載っていました)

 先生の目的は競争意識を持たせたかったのでしょうけどね。

 点数は1年間累計されていくので、多少の変動はあるけどそんなに大きくは動きません。三役であっても小結が頑張っても大関まで届いた子はいなかった。

 国語の読み書きの結果だけとはいえ、”○○君って、頭悪いんだな!”とか”○○さんって大人しいけど頭いいんだなぁ”とか新しい発見でやっぱり陰で言っている子はいたし、委縮して口数が少なくなった子もいました。 いろんな性格の子がいることを思った時それって果たして良かったのだろうか。

 算数は好きだけど国語は苦手という子だって中にはいるのにね・・。

 まぁ、数学で5を取る生徒が国語3とかいう子はめったにいなかったでしょうけどね。

 ちなみにこの表では女の子の方が真面目に勉強するせいか比較的男より上位にいました。長閑な田舎だったせいか遊ぶことばかり考えていたしなぁ。ワースト3は全員男で定位置だった。

 だけどやっぱりこれってやりすぎだよね・・今思うと!

 私自身は○○だったけど、下位まで発表するのはさすがに可哀想だろうと思った・・しかし先生に意見するものは誰一人いないし自分も当時は黙っていました。とにかく短気で頑固な先生だった。

 授業参観日には父母の方々は黙ってご覧になられていたけどどう感じたのだろうかね・・。

 

 苦情なんてものは一切ありませんよ。教師の立場は非常に強かったのです。宿題を忘れたら廊下に立たされ、掃除をサボったらビンタをされ、女の子だってゲンコツをされたり、連帯責任で全員正座・・そんな時代だった。

 

 同級生で教師になった子は何人かいたけど(公務員というのも魅力の一つだし割と人気はあったからね)、今は・・・教師はなかなか大変だよね。色んな意味で・・ 

 

 そう言えば、昔は、新聞に公立私立全ての高校(難関校から低レベルの高校まで)の合格者の名前が掲載されていましたね。

 勉強が出来る子出来ない子・・受験結果でわかってしまうというオープンな時代だったですね。 

 

 北海道の札幌の場合だけど、公立高校の受験組はたいてい私立の上位高校と掛け持ちだから(今思うと競争率が結構高かった)不合格だった生徒でも進んだ高校はモロわかりでした。めったに中学浪人する子はおらず、私立に落ちた子でも2次募集で進学できていました。

 志望校に不合格だった子でも、高校在学中に猛勉強して一流大学に見事合格した子もいたっけ・・。

 

 昔は個人情報保護も何もあったもんじゃなかったですからね。