〈ドアの向こう〉




見知らぬ方向からドアが開いて




こちらへどうぞ




と招かれる。




「あなたには




これがよいのでしょう?」




って。




“あ、そうだった、




そうだったね”




って




ドアの向こうでふっと笑って気づく。







ドアをくぐる前は




知ってる方向だけを見て




あれでもないこれでもないと




難しい顔して




もがいていたのを




もう




忘れてしまうかのように。







Lots lots of love and light 



Tomocco xx