2014年、県境ライン全走破計画 stage 5(鳥形山周辺)-4 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

柴犬と小規模農家の奮戦記!

ロンリーライダーの農業と趣味の日常です

狭いエリアでありながらオフバイクにとってはワンダーランドだったような鳥形山周辺のルート群も、今は整備されたり舗装されたりとすっかりと様相が変わり、オフロードライダーにとっては寂しいエリアとなってしまいました。

あの国道439号線も、酷道状態から快走国道と様変わりしているのです。

地元の皆さんにとってはありがたい事なのですが・・・ちょっと複雑な心境となってしまったエリアです。

 

■走行日2014年7月~8月

 

面白かったルートが残っていた頃を振り返りながらの鳥形山へ通じる林道を走り、一般車が行ける所まで行き、山頂手前にある駐車場から県境に広がる山々の眺望を堪能して、次のエリアに進んで行きます。

 

 

駐車場から少し上に、山頂方面へ上って行くと登山道が分岐しています。

登山道はバイクでは行けませんが、車道をさらに行けるところまで行くと日鉄鉱業の敷地内になって行き止まりです。

採掘現場へ向かうための専用道路となり、一般車両は通行止めとなっています。

この先が採掘場になっているのです。

この鳥形山と大渡ダムといい、仁淀村と県の大きな財政資金収入となっていますが、自然美を売らなければいけないという、ちょっと寂しい気分になってしまいます。

 

 

ここで引き返して先ほどの石神峠まで下って行きます。

石神峠からは“林道鳥形山線”という舗装林道で「都」という地区へとさらに下って行きます。

この道は前回にに紹介した鳥形山へ通じる3本の林道の一つで、西の秋葉神社方面から延びている林道なのです。
このルートは初めて通りますが、四国カルストの裏側のかなり山深く険しいエリアを通っていて、こんな道があるとは意外でした。

 

 

道は四国カルストを源流とする岩屋川に沿って下って進んで行きます。
岩屋渓谷として観光スポットとなっている様子で深い緑の谷間となっていて、秋の紅葉時期は美しそうです。

途中では“春日公園”という渓谷沿いの広場が整備されています。

その前には春日神社がありますが、奈良県にある春日山の春日神社に縁の神社とのことです。

 

 

少し進んだところで再び登り道を行き、別枝と言う地区方面へと進んで行きます。
急斜面の山肌を通っていますので、眺望が開ける所では重なり合う山々が目の中に飛び込んできます。

 

 

別枝という集落にある“秋葉神社”の前を通ります。
日本全国に点在する火産大神(ほぶすなのみこと)を祀る、秋葉大権現を信仰する神社です。

2月11日に盛大に行われる秋葉祭は、土佐三大祭りの一つとされています。

 

 

秋葉神社から下って県境方面へと進んでいくと山の急斜面でありながら、突然に立派な2車線の道路となり「秋葉トンネル」を抜けます。

県境を示すカントリーサインはどこにも見当たらないのですが、地図で確認すると、どうやらここが県境のようです。

立派な2車線の道ですが、利用するのは地元の人たちだけでしょう。

県境表示などはしなくても分かっているのでしょう。

 

 

秋葉トンネルは2002年に開通した長さ461mのトンネルで、立派な緑資源幹線林道という道路にあります。

周辺には桜の樹があり、きちんと整備された生活道と言う感じですが、県境と言う雰囲気はほとんど感じられません。

 

 

トンネルを抜けると愛媛県に入ります。

県境を表記してるものはありませんでしたが、少し進んだ先にある、夢ファームという施設には「柳谷村」という名前が出てきていますので間違いないでしょう。

 

 

やがて仁淀川沿いの道へとなって来ます。

川の対面には愛媛県松山市へと続く、国道33号線が通っています。

「面河ダム」が目の前に現れ、ここから先はダムの手前を橋で渡って国道へ出れますが、今回は一端引き返して、「別枝口」という大橋を渡って次のルートを目指すことにします。

 

 

秋葉神社への分岐からは川沿いに東へ進み、岩屋川を渡る「鳥形橋」を渡って行きます。

 

 

山肌に沿ってクネクネ道を下って行くと、対岸にある国道33号線にある県境が遠くに見る事が出来ます。

写真では見辛いですが、茶色の壁面が下がった所にある青っぽい屋根の小さな建物がある所が県境です。

ここは次のstage6で通る予定です。

 

 

そして、九十九折れに下って行くカーブのミラー辺りに、地図で確認すると対岸から続いている県境ラインが走っていますが、そんな表示はありません。

道から向こうの景色を覗くと前には33号線の県境がありますので間違いないはずです。

 

 

高知県側の別枝口にある秋葉神社へのメインルートの「別枝大橋」まで戻ると、たくさんのルート案内表示があります。

 

 

別枝大橋を渡り、国道33号線を走って行きます。

そこには「大渡ダム」という仁淀川最大のダムがあり、ダム湖の道沿いには「簡易郵便局」がありました。

 

今回のルート