普通列車で四国を周遊する鉄道旅は、予讃線の新居浜駅までやって来ています。
10分間の停車で、特急列車との入れ違いを待った後、14時41分に新居浜駅を出発します。
中萩(なかはぎ)駅に停車して、出発すると西条市に入ります。
14時52分に西条市の代表駅である「伊予西条駅」に着きます。
大正10年開業の伊予西条駅のホームは島式と単式の混合ホームで2面3線となっていて、全ての列車が停車する予讃線上では松山駅に次いでの主要駅となっています。
ここでは特急列車行き違いのために35分停車します。
この駅から観音寺駅でワンマンとなって空で走っていた後ろの車両に車掌さんが入り、再び2両編成となります。
石鎚山への登山駅という観光案内柱がホームに建っています。
15時19分発の松山行特急しおかぜが出発して行きます。
2番線に停車しているのが松山行普通列車で特急列車は1番ホームを行きます。
前方に今も残る給水塔が見られます。
運転上の拠点駅にもなっていますので、当駅で折り返す普通列車も多い他、朝は当駅を始発とする特急しおかぜ2号や深夜に当駅を終点とする「ミッドナイトEXP高松」というダイヤもあります。
そして乗務員の宿泊所もあります。
今度は岡山行特急しおかぜが1番線に進入してきます。
アンパンマンラッピング車両です。
入線の際のメロディーは西条市出身の秋川雅史氏の「千の風にのって」が流れます。
2015年までは他の駅と同じく「瀬戸の花嫁」でした。
35分の停車時間がありますので、ちょっと駅の外も覗いてみます。
ホームを渡る跨線橋の階段には、駅舎の隣にある鉄道歴史パークの案内の絵が描かれています。
伊予西条駅の入り口です。
西条と言うと、高知市から最も近い愛媛県の市で、国道194号線の寒風山を抜けるコースでツーリングでも物凄く馴染みのある街です。
今年も何度も通った西条市に高松経由の鉄道で訪れると言うのは何とも新鮮な感じがします。
駅舎はけっこう大きく、比較的新しい感じがしますが、建て替えはずっとされていないようで、国鉄時代の雰囲気が残されています。
駅舎の隣にある「鉄道歴史パークin SAIJO」は2007年にオープンで、古い車両が展示されているようです。
是非とも覗いてみたいところですが、それほどの時間が無いため、また次の機会にしたいと思います。
鉄道歴史パークの建物で、ホームからも見られます。
またゆっくりと訪れますので、その時まで。
35分の停車時間は終わり、15時29分に伊予西条駅を出発して行きます。