未舗装ルート連続116キロ!大森川ダム周辺林道全走破計画 2 | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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未舗装のルートの宝庫と言われている大森川ダム貯水湖を取り巻く林道群の全走破を目指したのは3回目です。

しかし、前2回とも長沢ダムからのルートが通行止めだった事と、大野越林道支線はパスして本線のみの走破でしたので、完全に全線走破を目指したのは今回が初めてとなります。

 

 

ただ、今回は奥大野越の手前が少しですが舗装されていた事や、景色が以前よりも開けなかったので、ここで少し2011年の様子を重ねてみます。

前回に全線走破に訪れたのが2011年の初夏でした。

今回と同じく川又経由の奥大野からの突入で、以前は奥大野の集落を過ぎた所で舗装は途切れていましたが、今回は峠まで舗装されていました。

これは2011年の時で峠よりも約2キロほど手前で舗装は途切れました。

 

 

今回舗装されていた峠までの路面です。

未舗装の峠道と言う雰囲気が良い感じの砂利道でした。

 

 

峠手前では南側の仁淀川水系の景色が広がっていました。

目の前で大きく聳えるのは「小式ヶ台(950m)」ではないかと思います。

小式ヶ台(こしきがだい)と言う山は、地元では登山でも人気のある山で、途中まではバイクでも行けます。
今回は残念ながら木々が鬱蒼と伸びていて広く見えなかったです。

 



オフバイクに乗り始めて初めて訪れた時に、この景色に感動してしばらく見入ってしまったものです。

今回は木々に遮られていた事や道が舗装されてしまった事で、当時の雰囲気を味わえなかったことが残念です。

 

 

さて、今回のツーリングに戻ります。

奥大野越ルートから入り、支線を奥大野側の終点地から弘沢林道の合流点である起点地まで約3キロのダート走行をして、再び引き返します。

 

 

全てが通り抜け可能な林道ですが、支線や5ヶ所の連絡道によって形成されていますので、一筆書きのような走破は不可能なので、一気に全て走破するとなると林道の外ルートを経由して迂回しながら走るか、支線や連絡道を往復するしかないのです。

いずれにせよ、どこかのルートは往復する必要があります。

どうせなら、舗装した道に出るよりは未舗装区間を往復する方が楽しいし、時間もかかりません。

 

 

稜線上に近い、標高1050m付近を通過します。

往復走行は景色も距離も2倍楽しめます。

 

 

ちょうど材木の伐採作業が行われているようで、何ヶ所にも伐採された木材が寝かされていました。

この林道の本来の役目です。

 

 

こうして元の分岐まで戻って来て、奥大野支線林道の往復走行が終わりました。

約6キロの走行でした。

 

 

再び、東谷大森林道に戻り、一気に大森ダム貯水湖方面へと下って行きます。

標高1000m近くを走っていたた奥大野支線林道から標高700mほどまで一気に下りますので、かなりきつい勾配とカーブをクリアして行きます。

 

 

2011年の時の様子になりますが、この辺りから大森川ダムと貯水湖がチラリと見えていました。

ところが今回はやはり木々が伸びていて殆ど景色は広がりませんでした。

 

 

この林道群の走破計画はあまりにも長いので、夏の日照時間が長い季節が一番実行しやすいのです。

ただ、鬱蒼と緑が生い茂るため、景色を楽しむ事があまりできないのが難点です。

 


さて、今回はさらに、このルート上でも材木の伐採作業が盛んに行われていました。

伐採機械が道を塞いで立ち止まる事もしばしばです。

こんな事は今まで無かったのですが、本来の作業現場なので仕方がありません。

機械が動くまで我慢して待っていると、作業の人が気が付いて作業を中断して道を開けてくれます。

「申し訳ないです」と言う風に頭を下げて通らせていただきます。

作業の人も笑顔で「どうぞどうぞ」と言う感じで・・・、こういう場に遭遇すると、今まで作業員にうっとおしい態度をとられることもありましたが、今回は気持ちよく通過させていただきました。

 

 

伐採作業が終わった道沿いは明るく開けた感じです。

 

 

木材を大量に積んだトラックが行きかうので、道は深くえぐられていて走り辛いです。

調子に乗って下って行くとタイヤをとられそうで慎重に走らなければいけません。

 

 

下って行く道のすぐ下をこれから通るルートが通っています。

標高差300mを急峻に下る四国の山肌を実感する区間です。

 

 

すると木材を大量に積載したトラックに遮られてしまいます。

トラックの運転手さんは気が付きましたが、ゆずりゾーンがとれない道幅で、「すまない」と言った合図をしてくれます。

まあ、こちらも写真を撮りながらゆっくりと付き合って下って行きました。

 

 

トラックに踏み締められて深くなった何本もの轍にタイヤをとられそうになります。

でも、これはこれで面白く走れます。

泥をパンパンはね上げながら下って行きます。

 

 

やがて大森川ダムへ通じる「奥南川林道」と合流します。

前を走っているトラックはすでに走り去っていました。

 

今回のルート