平和を我等に~Give Peace A Chance~ | 柴犬と小規模農家の奮戦記!

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「くだらない戦争なんかやめて愛し合えと言う歌だ」ーby John Lennon

 

  

 

1969年6月、カナダ・モントリオールにある「ホテルクィーンエリザベス」でレコーディングされたジョンレノンのファーストソロシングル曲です。

まだビートルズがアビィロード制作中の事でした。

1960年代の公民権運動の一環として歌われた、ジョーン・バエズの「勝利を我等に(We Shall Overcome)」を参考にして、さらに反戦色を強くした曲として作られたと言われています。

 

  

 

時代はベトナム戦争真っ只中で、ジョンレノンとオノヨーコさんは"ベッドイン"と言うユーモラスなパフォーマンスで戦争を批判し続けたのです。

この曲はそんなベッドインの最中に製作されたのです。

"All we are saying is give peace a chance!"と言う強烈なメッセージのような歌詞がグンと来ます。

この時はベトナム戦争に対してですが、第2次世界大戦を体験したオノヨーコさんの戦争NO意識も反映しているでしょう。

 

 

コード進行やメロディもそれほど複雑では無く、同じような歌詞を繰り返す歌ですが、ジョンレノンのメッセージには力強さを感じ、ジーンと熱くなるものがあり、さすがジョンレノンと言う感じで、気持ちが湧いて来るようです。

1965年にビートルズはイギリスに多大な外貨をもたらした事でエリザベス女王からMBE(メンバーオブブリティッシュエンパイア)と言う勲章を授与されました。

その時に元軍人たちから「勲章の価値が大きく下がった」などと批判されましたが、ジョンレノンは「この勲章をもらった多くの人は戦争で人を殺した事で授与されたもので、ビートルズは多くの人を楽しませて授与されたものだ。僕たちの方がもらう資格がある」とやり返したのです。

しかし、イギリスがベトナム戦争に介入している事で、ジョンレノンは1969年に返還しています。

この歌が反戦では無く平和の象徴としての歌となる日が来る事を願いたいものです。