リスナーのみなさんお久しぶりっこ!ラジオまるちゃんだよ~
今日は、北海道釧路市の柴犬は茶色が好きさんからいただきました。
「まるちゃんと同じ歳のわんこが家にいるんですけど、まるちゃんみたいに笑ったりしないし、インスタグラムにときどき出てくる階段登りみたいに元気に登ってくれません。どうすればいいですか」
ふむふむ、まると同じ歳ってことはまあまあなシニアわんこだねえ。
結論から言っちゃうとさ、それも個性ってことなんだよね。
ほら、ヒト科でもさ、同じ50歳でもめちゃくちゃ若いおっちゃんっているでしょう?
芸能人でも福山くんとかダンディ坂野くんとかも50歳過ぎてるように見えないよね~。
まるはたぶんね、この部類に入ると思うんだよね
下半身の筋肉もありよりのありだしね。
でもそんなまるは小さいころから湘南の海で大型犬相手にいっぱい遊んでたからね、そういう小さいころの経験で基礎体力とか筋力は決まったりもするかもね。
ちなみにパパってめっちゃガタイいいんだけど、「なんかスポーツやってたんですか?」の質問が毎回毎回しんどいから、「はい、水泳を」って適当に答えてるって言ってた
って、パパの話はどうでもよくてさ、まるも来月で13歳だよ。
ヒト科動物に換算したら実はもう70歳なんだ
こうやってぼーっとすることも増えたし、目も少しずつ白っぽくなってきたよ。
でもそれが自然だし、何も悲しむこともなければ、何を恥じることもないんだ。
少し自信がなくて、危なそうなところに行く好奇心はだいぶ減ったけどね
まるはまだ下半身しっかりしてるけど、最近実はしっぽがちゃんと上がってないときもあるんだよ。
ほら、こんなかんじでね。
言っとくけど、シニアわんこのしっぽが下がってるのはビビってるわけではないからね。
しっぽも筋肉で丸まってるんだよね。お尻も小さくなるし下がっていくのは筋肉量が落ちるためだよ。
どんな生き物だってそりゃあそうだよね。
運動してあがらうことはできるだろうけど、それも限界ってもんがあるよね。
でもそうね、まるが見た目が若い、その若さの秘訣を教えてあげるね
家族や他のわんことの遊びやコミュニケーション、お散歩での五感の刺激、これらが脳の老化を予防するんだ。
って、まるでヒト科と同じだよね
わんこはお散歩に出て、日光を浴びて、音を感じ、ときには雨風にうたれることも刺激になるよ。そしてしつこく言うようだけど、匂いをいっぱい嗅がせてあげてね。
歩くのがしんどいようだったらカートに乗せて外に連れ出すだけでもいい刺激が受けられるよ!
まったくわんこを飼ったことがないヒトはこう言うんだ。
「犬なら歩けば?」「いぬバカが甘やかせてるよ」
それ違うよ
歩きたくても歩けないんだ。
飼い主さんも別にわんこを甘やかしているわけではなくて、むしろシニアわんこの気晴らしに外に連れて行ってあげている、とてもやさしいヒトなんだ。
想像力って大切だよね。
なんでそうするのかな、きっとなんか理由があるんだろうなってね。
ママはシニアわんこが一歩一歩、一生懸命歩いていたら、必ずこう声をかけるんだ。
「いっぱい生きてすごいね!今日も楽しんでね。ゆっくりでいいんだよ。」
歩調を合わせて歩いてくれてる飼い主さんには、「元気で頑張ってるわんこかわいいですね!」
この逆もあるよね。
飼い主さんのほうが怪我をしていたり、おじいちゃんで歩みが遅くても、わんこはすごく元気なのにパートナーに合わせて歩いてあげてる。
「きみ、合わせてあげて本当にやさしいね。いいこいいこ。」
声をかけることって本当に大切なんだ。
まるから今のうちに言っておくね。
シニアわんこは反応が鈍くなっても、だからと言って心まで失ったわけではないよ。
シニアわんこだって、もっと飼い主さんと一緒にいたいし遊びたい。
シニアわんこだって、もっとお散歩に行きたいし、ご飯ももりもり食べたい。
シニアわんこだって、もっと他のわんこと会話したいし、なるべくおもらししないようにがんばりたい。
でもそれができないことが少しずつ増えてくるんだ。
飼い主さんも気を使ってシニアわんこを一人にしたり触らないようにするかもだけど、それは勘違いだからなるべくたくさん一緒にいてね。
飼い主さんが、うちの犬は高齢だから、と言ってよかれと思って距離を置くことが一番つらいんだ。
見える範囲に、聞こえる範囲に、触れてくれるその範囲に、呼吸を感じてそこにいる気配をちょうだいね。
今日も一日わんがとう。
今夜も無事におやすみを言って、明日またおはようと言えますように。