人を呪わば穴二つ | にゃんころ餅日記

にゃんころ餅日記

「西の魔女」と呼ばれる、うどん県の霊能者兼ヒーラーです。
日々感じたこと、真面目な話、怖い話、オラクルカード、
猫たちやうさぎの話などを書いてます

人を呪ったらダメというのは分かってる人は多いと思う。


でも、やっちまうのが人というもの。


では、やっちまったらどうなるのか?


それはね、やっちまった人も不幸になるんだよ。


しかも逃れられない。


しかも生まれ変わったとしても、やっちまったことはつきまとうんだよ。


そして、どんな不幸に見舞われるかは分からないんだ。


大切な人を失い続けることになるのか、自分が短命なのか、何を何をしても上手くいかないとか、わからない。


時価ヒーリングでそんな人を見かけることがある。


依頼人がやらかしてる時はその呪いの業を外すこともある。


だけどね、これは旦那に降りかかった話。


旦那が心臓の中に血栓ができて手術したときのこと。


この時、旦那に呪いが発動してた。


私は気づかなかった。


死神退治に気をとられてたから。


旦那にかけられた呪いは「仕事ができなくなる」だった。


この呪いに気づいたのは旦那が退院した後だった。


元気な頃とは打って変わって日常生活すらままならなくなっていた。


立ち上がっただけで目眩を起こしてしまう姿を何度も見て仕事への復帰は無理だと確信する頃に気づいた。


旦那、手術してなかったら復帰できてたと思ってる。


心臓にメスを入れて腕や足の筋肉がことごとくなくなって歩きかねるほどになって腕力もなくなって、一日の活動時間もわずかになってしまった。


まさに呪いは成就した。


私の欠点は小物を見逃しやすいということ。


だから仕事ではあらゆることを想定して細かいものも取りこぼさないように浄化する。


旦那の時は死ぬかもしれないことにばかり意識が向いていて、くだらん呪いなんか意識になかった。


だが、過ぎたことは仕方ない。


旦那は仕事復帰はあきらめた。


生きることに専念する。


そして、呪った人にプレゼントを贈った。


彼の家族にも贈った。


墓穴を掘るスコップを。


人を呪わば穴二つ。


一つは呪った相手、一つは自分か大切な人の穴。


私は呪わない。


ただ慣習に従っただけ。


ほっといても自滅するのに手出しはしない。


ただ、穴の数を増やしただけ。