人生とは理不尽と葛藤の連続である。
けれど、それらを乗り越えた先に平穏と幸福が待っている。
どんな人でも人生が生まれた瞬間から幸せなものばかりではない。
第3者から見たら幸せそうに見えたとしても本人にしか分からない悩みや不安がある。
それを口にしたり表現できる人がいる反面、誰にも言えずに一人で抱えて苦しむ者もいる。
人によって幸せの定義は変わってくる。
不幸そうに見えたとしても本人はそうは思ってないこともある。
時代や国、文化の違いによって幸せの価値観も変わる。
ギリシャ神話の中であらゆる苦難や病気と希望を閉じ込めた箱を開けてしまったパンドラは箱の中に希望だけを残してしまった。
それが今の人間の生きる救いになっている。
「生きてるだけで丸儲け」
今がどんなに苦しくても希望を捨てなければ希望にすがり続けることでもがき続けることでいずれは幸せを掴めるかもしれない。
私は子供の頃に「大人になったら家族を手に入れる」という希望を持っていた。
それだけが生きる原動力だった。
今、苦しくてもあきらめなければなんとかなる。
ただし、そのために自分がすべきことをしなければならない。
何もしなくても誰かが助けてくれる、とか手を差し伸べてくれるなんてことはない。
助けたいと思われるような人に、手を差し伸べたくなるような人にならなければならない。
そのためには自分だけが不幸なんて考え方は足を引っ張るだろう。
もしも私が悲劇のヒロイン気取りだったとしたら未だに家族はできなかっただろう。
ま、そんなん気色悪くて無理なんやけどな。