映画「日日是好日」を見る | 柴犬カン、福の日記

柴犬カン、福の日記

柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 「ひびこれこうじつ、と読むのだと思っていた。「にちにちこれこうじつ」と読むのがこの映画。

 樹木希林の最晩年の作品。キネマ旬報2018年ベストテン9位の作品。ほかに黒木華、多部未華子、鶴見慎吾、鶴田真由らが出演。

 お茶 、茶道を通して20年近くの歳月を、様々なエピソードと、季節の移ろい(24節季)などとともに静かに描く。

 

 静かな短編ながらとても良い映画。心にじんと来る。「歩いても歩いても」や「海街ダイアリー」などと同系統の作品かなと思う。樹木希林ががんを公表して、そして「万引き家族」と「日日是好日」といった名作に出演し、人生最後の最後まで女優であり続けた。一見の価値ありです。

 

 解説は

 「エッセイスト森下典子が約25年にわたり通った茶道教室での日々をつづり人気を集めたエッセイ「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」を、黒木華主演、樹木希林、多部未華子の共演で映画化。「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子は、タダモノではないと噂の「武田のおばさん」が茶道教室の先生であることを聞かされる。母からお茶を習うことを勧められた典子は気のない返事をしていたが、お茶を習うことに乗り気になったいとこの美智子に誘われるがまま、流されるように茶道教室に通い出す。見たことも聞いたこともない「決まりごと」だらけのお茶の世界に触れた典子は、それから20数年にわたり武田先生の下に通うこととなり、就職、失恋、大切な人の死などを経験し、お茶や人生における大事なことに気がついていく。主人公の典子役を黒木、いとこの美智子役を多部がそれぞれ演じ、本作公開前の2018年9月に他界した樹木が武田先生役を演じた。監督は「さよなら渓谷」「まほろ駅前多田便利軒」などの大森立嗣。」