映画「1917、命をかけた伝令」を見る | 柴犬カン、福の日記

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柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 久しぶりに映画を見た。といってもネットでのレンタル。ここのところ土日は釣りに行くことが多かったが、昨日今日と落雷、強雨。日中は暑い。キネマ旬報ベストテンを見て選ぶ。2020年外国語映画9位の英米合作の短めな作品。第1次大戦中のエピソード、2日間のことを映画にしている。

 一次大戦のフランスを舞台にしている。「ダンケルク」に似ている気がする。あらすじは、イギリス兵士二人が重要な任務を命じられ、たった二人が重要な伝令として最前線に赴く。全編を通してワンカットに見える映像で映し出す。監督は『アメリカン・ビューティー』などのサム・メンデス。全編が一人の兵士の1日としてつながって見えることで、臨場感と緊張感が最後まで途切れない。

 第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で対峙している。1次大戦という塹壕戦。とてつもなく長い距離の溝を掘って、そこから敵を狙う。戦車や毒ガス、戦闘機が使われたのも一次大戦が初めて。総力戦で長期間に及ぶ。

 最近言われているのは「スペイン風邪」の影響。映画の中では出てこない。

 この映画は娯楽作品ではないがあまりに難しい作品でもない。おどろおどろしいが、淡々と描かれる。質は高い映画だった。