映画「半世界」を見る(日) | 柴犬カン、福の日記

柴犬カン、福の日記

柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 この季節になると映画が見たくなる。もちろん時間とお金のない私はレンタルビデオ屋さんか、ここ数年はアマゾンプライムビデオでコンテンツを用意している。

 この季節、キネマ旬報のベスト10が発表される。また、アメリカのアカデミー賞の発表も行われる。(今年はコロナで延期されるようだが・・・。)

 なにしろどの指標が良い映画であるかを示すのか、もう30年くらいキネマ旬報を当てにしていて、とりあえず大きな間違いはなかった。

 しかし、この「半世界」という映画。2019年キネマ旬報ベストテン2位の作品。私にはあまり面白く感じられなかった。稲垣吾郎が主演。「麒麟が来る」の長谷川博己、池脇千鶴らが脇を固める。いったい何が見たいのか、感じたいのか。よくわからなかった。

 女優陣の体を張った演技。この池脇千鶴さんは「ジョゼと虎と魚たち」以来個性的な役柄を演じてきた。ほかに、紅白で司会を務めた二階堂ふみや、蒼井優なども函館三部作などで体を張った演技を見せてきた。少し痛々しく感じる。

 元SMAPの稲垣さんのこの手の難しい映画での活躍は、新しい芸風への挑戦なのだろう。

 人生の半ば、40歳くらいには遥かに過ぎてしまった私は、思い出せば1年間の病気休暇があった。何とかそこを生き延びて今に至っている。厄年、というのはあながち宗教的なものではなく、心理的生理的に説明がつくものではないかと昔から言われていることの証明になる映画なのかもしれない。

この犬はカンではなくて柴犬の「福」です。飼い主でも見た目では区別ができません。ただ、動きや鳴き声はかなり違います。