柴犬カン永眠、12月20日午前4時半(木) | 柴犬カン、福の日記

柴犬カン、福の日記

柴犬カンと福、筆者の出来事、想い、政治、経済、文学、旅行、メンタルヘルス、映画、歴史、スポーツ、等について写真を載せながら日記を綴っていきます。柴犬カンは2018年12月に永眠しました。柴犬福が2020年4月7日夕方にわが家にやってきました。その成長記録。

 2018年12月20日未明、柴犬カンが永眠した。享年16歳と4ヶ月くらい。朝5時に家の物がカンの様子を見ると、下に敷いてあるシーツがびっしょりと大量のおしっこで濡れていて、おかしいなと思って手を突っ込んだら、まだおしっこは生温かった。そしてカンの様子がおかしいのでお腹を触ってみると呼吸をしてないことが確認された。家の物は私をすぐに起こしカンの様子を確認をさせた。結局カンは少しだけ冷たくなって死んでしまっていた。

 

 昨日の晩、裏声のような鳴き声と、それから遠吠えのような低い声を繰り返していて、「もうこれは本当に駄目だね。」と家のものと話していた。覚悟が決まったのは昨日の夜だった。昨晩の22時ぐらいまでは鳴いていた。そしてしばらくすると静かになった。家族も皆床についた。そしてその晩はそのまま静かで、死ぬ前に鳴いたりすることなく、まるで眠るように死んでしまったのだ。しかも死んだ時間は、おしっこが生温かかったことから、おそらく我々が気づく30分ぐらい前に亡くなったのだと思う。

 

 カンの死について、親戚達に連絡をした。1か月前に亡くなった柴犬はなの飼い主さんは、天国ではなも待ってるしね、と安心させてくれた。それからカンの遺体の周りにぬいぐるみ達を並べて、まるでお釈迦様が亡くなった時のような様子を再現してみた。でもなんだか見ようによっては、まだ生きてるような気もするような静かな表情だった。そして我々はそれぞれの職場などに向かった。

 

 カンが亡くなる予感が我々にも、カンにもあったのかもしれない。亡くなる前の晩は、私がカンを布団の横に寝させて、添い寝をして一晩寝た。夜中の3時半ぐらいに鳴き出して、ポカリを飲ませたり、トイレに連れ出したりしたということがあった。私が布団のところで一緒に寝るのはカンの犬生で初めてだった。カンのベッドを隣に置いて寝ることはあったのだが、一緒の布団は初めてだった。そしてもう一人の家の物は、昨日の夜、死ぬ7時間くらい前に、急に思いついて、神社公園に抱きかかえながら行った。この公園は子犬の時から老犬になるまで本当によく行ったお世話になった神社だ。すると、カンが滑った滑り台や、渡った吊り橋を、カンがまるで見えるかのように、それらに向かって遠吠えをしたという。そして家に帰ろうとすると、それが嫌だという感じで、少し拗ねたような鳴き方をしたと言う。それがカンが死ぬ7時間ぐらい前の出来事だった。これらはカンと我々の間の、無意識の結合だったように感じる。しかも最後の。あの世に向かう前に、飼い主と一緒の布団で寝てみたい、もう一度神社公園の空気を吸っておきたい、匂いを嗅ぎたい、ということだったのだろうと。

 

 私は午後休みを取り、朝頼んであった動物霊園の業者を待った。その間に、家のものと一緒に、カンの遺体を抱いて神社公園と、それからその先にあるウサギ公園を訪れた。そして家に戻りもう一人の家族が帰ってきたあと、しばらくするとペット霊園の業者の方が来た。丁寧な言葉で、おそらくこの時代、家族と同じぐらいペットが大事だという人が多い中で、非常に気を使った感じで我々に接してくれた。カンを火葬し、そして壺に入れてもらう。総額25000円だった。これは先日亡くなった柴犬はなも使った業者さんである。

 

 さてぽっかりと穴が開いたように、または肩の荷が下りたような、両面あるのだが、この後どういう気分になるのか私も分からない。カンは、私が病気で1年間働けなかった時期に、私を外に連れ出してくれた。一緒に散歩しようよと。私は朝は号泣してしまった。「ごめんね,カン。ごめんね。カン。」もっとしてやれることがあったのかな、なんて思ってしまうと寂しさがこみ上げてきた。涙を止めることが出来なかった。

 

 さて、 ブログもどうしようかと考えてしまう。カンはもはや鬼籍に入ったので、カンの日記は成立しない。16年前の9月からホームページを立ち上げ、そしてブログのような日記は16年前の12月から書き始めた。政治や経済、また災害など社会問題も含めて様々なことを書いてきた。最近は映画のレビューや書籍の紹介。旅行記も多くなっていて、柴犬のテーマではなくなっていた。どうしよう。もしかしたら名前を変えて存続させるかもしれないが、とりあえず柴犬カンの日記、アメブロのものと、それからライブドアの「柴犬カンの日々」、この兄弟のブログは一旦お開きということになると思う。

 

 カンを応援してくれた皆さんありがとう。カンは幸せだったと、はなの飼い主さん達にも言われました。多分幸せだったと信じています。

 

 下の写真には今日のカンの様子とそれから16年間のカンの写真を少しだけアップしておきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンの16年の軌跡

 

生まれて9日(2002年9月2日)

生後2週間くらいのカンと私の父(2002年9月10日)

 

カンが我が家に、生後50日

 

カン1歳

 

カン2歳

 

カン3歳

 

カン4歳

 

カン5歳

 

 

カン6歳

 

カン7歳

 

カン8歳

 

カン9歳(東日本大震災)

カン10歳

 

カン11歳

 

 

カン12歳

 

カン13歳

 

カン14歳(前庭疾患発症)

 

カン15歳

 

カン16歳

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