カンも高齢化してきているが、私の父母も高齢化している。当たり前のことだが、私も高齢化が進んできている。
元々独身のまま高齢化した人。夫や妻に先立たれ、子どもがいない人。また子どもがいても疎遠な人。そういった人たちがペットを飼うと、ペットと二人の世界に閉じこもってしまう。また、社会との接点を失ってしまう。そんなことがNHKのクローズアップ現代で今やっている。
亡くなった実父は人生の晩年はペットとの生活がすべてだったと言っても過言ではない。黒柴ボン。1980年にボンを飼い始めたわけだから、、45歳で飼い始めたということになる。そして1998年、父が63歳の時に死んだことになる。その後はボンの血を引くマミという犬を友人から預かってかわいがっていたし、カンを飼い始めた頃も、ブリーダーさんにまで行って、幼犬のカンを見たり、我が家に来てからも、しょっちゅう訪れた。
ただ、父はボンを飼うことによって近所の人たちと交流を増やした。男では珍しいケースだ。犬を飼っている人と親しくなった。ボンの通夜には20人くらいの愛犬家たちが訪れたというから驚きである。カンにはそういうことはないだろう。
私も老後、仕事に関係ない友人は少ない。少し心配だ。義父母はその点大変うまく老後を過ごしていると感心してしまう。
画像はカンが生まれて1ヶ月くらいの時の父。もう亡くなって7年。顔を出します。